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転職を考えるデザイナー必見。800人以上のデザイナーと面談したキャリアデザイナーがおすすめするポートフォリオ図鑑

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編集部より

2021/6/3

転職を考えるデザイナー必見。800人以上のデザイナーと面談したキャリアデザイナーがおすすめするポートフォリオ図鑑

デザイナーの転職活動では応募時点で必要になることが多いポートフォリオ。面接では人柄、性格、カルチャーフィット、コミュニケーション力が見られていることに対して、ポートフォリオではデザインスキル、推進力、実行力、アイディアの深さなどが見られています。

実はポートフォリオの内容で面接に進めるか決める企業がほとんど。つまりポートフォリオは選考の合否に大きく関わり、歩みたいキャリアに進むことができるかまで左右する、とても重要なものです。

これまで800人以上のデザイナーと面談してきたReDesigner事業責任者の佐宗、キャリアデザイナー盛川、宮本の3名にインタビューを行い、ポートフォリオをブラッシュアップする上で参考になるポートフォリオとその理由をまとめました。ぜひ自身のポートフォリオの質を高めていく上での参考にしていただければと思います。

また、ReDesignerではポートフォリオの個別相談会も行っています。ぜひ、気軽にご相談くださいね。


1.事業責任者 佐宗のおすすめポートフォリオ

はじめに、ReDesigner事業責任者を務める佐宗にインタビューを行いました。

佐宗 純(Jun Saso)|ReDesigner 事業責任者

立教大学卒業後、大手通信会社にてデザイン会社と組み、デザイン思考を用いた新規事業開発に従事。2015年にUXデザイナーとして株式会社グッドパッチに入社。Prottの初期フェーズやデザイン思考研修の設計を担当。2018年5月、ReDesignerをリリースし、2019年6月、ReDesigner for Studentをリリース。2020年6月、東証マザーズ上場を経験。現在は事業責任者兼キャリアデザイナーとしてGoodpatchの事業成長を牽引している。
参考記事:「デザインの価値を社会に広める」ReDesigner事業責任者のデザインへの想いと事業の裏側

──まず最初に、おすすめポートフォリオを教えてください。

実はおすすめのポートフォリオをシェアする社内のSlackチャンネルがあるので、ここで紹介し切れないほどたくさんあります。今日は自分とキャリアデザイナー2名から紹介する予定なので、自分はあえて世界の素敵なポートフォリオを紹介したいと思っています。自分からおすすめするのは、2人とも海外のシニアデザイナーと呼べる方々です。経験豊富なデザイナーのポートフォリオで、一つの完成系として参考にできると思うものを紹介します。今回の掲載にあたり快諾してくださった2人に感謝します。

1人目に紹介するのはインタラクションデザイナーのRobin Noguierさんです。フランスをベースに活躍しているデザイナーの方で、これぞシニアデザイナーというポートフォリオになっています。

Robinさんのポートフォリオはこちら

2人目に紹介するのはJon Vieiraさんです。イギリスをベースに活躍しているプロダクトデザイナーの方です。こちらのポートフォリオは今朝Muzliを通じてたまたま見つけてすごく感銘を受けたのでぜひ紹介したいなと思います。

Jonさんのポートフォリオはこちら

──おすすめポイントを教えてください。
この2名のポートフォリオでおすすめできるポイントは共通しています。

  1. 開いた瞬間に人を惹きつけること

  2. 作品の見せ方が秀逸であること

  3. 自己理解が深く多面的に自分を見せていること

この3つがデザイナーの方におすすめしたい理由です。1つずつお話しできればと思います。

1.開いた瞬間に人を惹きつける

1つ目は、開いた瞬間に人を惹きつけることです。近年、広義のデザインの重要性が増していますが、狭義のデザインももちろん重要です。良いデザインはデザインそのものを感じさせないものと、何かしら直感的に人を惹きつけるものがあると思っていて、ポートフォリオを開いた瞬間に「かっこいい!」「洗練されている」など、ポートフォリオの品質そのもので自分をアピールしているいい事例だと思います。

※Robinさんのポートフォリオの読み込み画面

Robinさんはページをリフレッシュすると左下の文章が変わったり、スクロールにストレスを感じさせない滑らかさになっていたり、作品をクリックしなくても左下に作品の全容がわかるような動画が再生されます。作品を開く前から、多くの情報を様々な発見とともに楽しませながら読み手に届けられるところが本当にすごいと思います。

2.作品の見せ方が秀逸

2つ目のおすすめポイントは作品の見せ方が秀逸であることです。やはりポートフォリオの根幹を構成するのは作品で、作品自体をどう見せるかにこだわることはすごく大切だと思います。その面においてもこの両者のポートフォリオは素晴らしいです。ストーリー口調で説明をしていたり、動画が挿入してあったり、そのプロジェクトで果たした役割などが読みやすく記載されています。

見せ方という面で特に多くの方の参考になるのがこのAutomotiveのプロジェクトだと思います。その理由は、NDA(秘密保持契約)を締結した案件を、見せ方を工夫することでポートフォリオに掲載できている点です。クライアント名を非公開にして、画像も詳しすぎない範囲で何をしたのかがわかるマテリアルを使用しています。これを読んでくれているデザイナーの中にもNDAで掲載できず悩んでいる方には参考になると思います。

3.自己理解が深く多面的に自分を見せている

3つ目は自己理解が深く多面的に自分を見せていることです。このポートフォリオを作成した人はどんな人で、何を大切にしている人なのかが伝わるようなポートフォリオになっています。

まずはRobinさん。トップページの右上のAboutを押して入ると、すごくリッチな自己紹介が始まります。何を何のためにデザインする人なのか、仕事に対するスタンス、好きなこと、人生において大切にしたいことなどが細部までこだわり抜かれて記載されています。登壇している動画やインタビュー記事も載せられておりRobinさんの人柄が理解してもらえるようになっています。

※JonさんのDribbbleの画面

Jonさんはポートフォリオの下部に履歴書やLinkedin、Dribbbleのリンクを貼っています。Dribbbleでポートフォリオに掲載していない作品をまとめることでデザイナーとしての幅を見せたり、LinkedInで職歴やリファラルなどを掲載して人となりを理解してもらえるようになっています。

──この記事を読んでいる方にこのポートフォリオから何を学んでほしいですか?

良いポートフォリオを見ることが審美眼を醸成することに繋がることを感じてほしいです。キャリアデザイナーとして面談をする中で、良いポートフォリオを作るためには審美眼が大切だと感じます。そして、その審美眼は良いものを見て学ぶことで醸成されると思っています。どうしてかっこいいと思えたのか、その要素は何か、などを突き詰めていくことをこのポートフォリオで実践して学んでほしいです。

──このポートフォリオはどんな方におすすめできますか?

基本的に全てのデザイナーにおすすめできると思いますが、あえて対象を絞るのであれば、グローバルに活躍したいデザイナー、世界のデザイナーと肩を並べることを視野に入れている方にとっては学ぶものがとても多いポートフォリオだと思います。

──良いポートフォリオを探す際にどんなツールを使用されていますか?

やはりDribbbleやBehance経由でそのデザイナーのプロフィールからポートフォリオを探すのが一番良いものに辿り着きやすいと思います。今回はInVisionが運営しているMuzliというデザイナー向けのメディアでJonさんのポートフォリオを見つけました。Chromeの拡張機能で、デザインに関わる最新ニュースを、表示してくれるのでおすすめです。

──最後に日々ポートフォリオに向き合うデザイナーに一言お願いします!

ポートフォリオは自分の名刺です。多くのデザイナーと面談してきた身からすると、ポートフォリオを見ただけで、どんな人なのかはある程度想像がつきます。こだわっているポイント、ページ構成、余白、見せ方、世界観、文字選びなど些細なところに「その人らしさ」が現れます。良いポートフォリオとは何か、と聞かれたら「その人らしさが表現されているポートフォリオです」と答えると思います。

アプリのデザインでも同じだと思いますが、お作法を守っただけではオリジナリティーは表れません。プロセスも画一的でフレームワークに則っただけのアウトプットは人の心を揺さぶりません。一方、最低限のルールを守らないと守破離の「守」が抜けてしまいます。これらのバランスを考慮した上で、自分らしさを表現できるポートフォリオを作ることが大事だと思います。ちょっとポートフォリオ見て欲しいなどのニーズがあればお気軽にご連絡ください!


2.キャリアデザイナー盛川のおすすめポートフォリオ

次にキャリアデザイナー盛川にインタビューを行いました。

盛川 貴之( Takayuki Morikawa)| ReDesigner キャリアデザイナー

株式会社マイナビにて、Web・IT・ゲーム業界に特化した転職エージェントサービスの立ち上げ期から参画。デザイナーやエンジニアをはじめ様々な職種の方々のキャリアカウンセリングに従事し、5年間にわたって1000人近くのデザイナー、クリエイターのキャリアを支援。その後、Goodpatchにジョインし、ReDesignerのキャリアデザイナーを担当。
参考文:デザイナーのインフラになるために。「深いキャリア支援」を追い求めるReDesigner盛川の挑戦

──まず最初に、おすすめポートフォリオを教えてください。

NTTコミュニケーションズのインハウスデザイン組織「KOEL」でUIデザイナーを務める荒砂智之さんのポートフォリオとGoodpatchの事例一覧です。自分は主に転職という目的を達成する手段としておすすめできるポートフォリオを紹介します。

NTTコミュニケーションズインハウスデザイン組織「KOEL」
UIデザイナー 荒砂智之さん

荒砂智之さんのポートフォリオはこちら

──おすすめポイントを教えてください。

ポートフォリオに必要な要素が網羅されているところです。記載項目はもちろんのこと、ポートフォリオを何のために作り、何があると伝えたいことが伝わるのか、などという背景の意図が読み取れます。なぜこの構成にしたのか、なぜこのプロジェクトを載せたのか、トンマナはどうするのか、などのロジックが通った中で作られているのが素晴らしいです。選考を通過するという目的を達成するための要素が詰まっているためおすすめします。

──転職のためのポートフォリオに必要な情報とはどんなものが挙げられますか?

まずは前提として、企業側の選考における意思決定を助ける手段として役に立って、そこで初めてポートフォリオが機能すると言えます。その上で企業が明確に判断することをサポートする情報は、培ってきた経験と獲得したスキルが、プロセスとともに十分な情報量で効果的に伝えられる事例だと考えます。ポートフォリオは作品集ではなくて解決事例集であるべきだと考えていて、先方が求めている情報を考えてからブラッシュアップに入ると質の高いものができると思います

その点、荒砂さんはポートフォリオで何を伝えたいのか、何を強みとしていて、逆に何ができないのかを明示できているため企業側も意思決定しやすい書類となっており、機能するポートフォリオだと言えます。

──普段の面談でアドバイスをする中で荒砂さんのように背景の意図まで考えられているポートフォリオは少ないですか?

ポートフォリオを作成する際に読み手を意識せず作ってしまったり、自分の力量を見せるためにアートっぽさを前面に出してしまうケースが多々あります。ReDesignerとしてのアドバイスは選考ありきなので、転職という目的に沿って行います。その中でも「何のために、誰に読んでほしくてポートフォリオを作るのか」というフィードバックをすることは多いです。そういった方には荒砂さんのポートフォリオは参考になる点が多くあると思います。

※荒砂さんのポートフォリオ。企業側の視点に立ち、求められている情報がわかりやすくまとめてあります。

──このポートフォリオはどんな方におすすめできますか?

万人におすすめできるポートフォリオです。転職活動で伝えるべき情報が網羅されていて、読み手にストレスなく伝わってくる、まさに転職用ポートフォリオのお手本です。

また、どのように思考し作っていったのか軌跡を読み取っていくことで、視点が養われ、自分のポートフォリオをブラッシュアップする際にも効果があるかと思います。

荒砂さんご自身も転職活動を機にポートフォリオを作成されたと書かれていることもあり、ReDesignerを利用いただいている皆さんにとっても、非常に学びが多いのではないでしょうか。

Goodpatch 事例一覧

次にGoodpatchのHPに載っている事例集を紹介します。個人と企業、ポートフォリオと事例集、といった違いはありますが、何をどう伝えるかに対する考え方には共通する点が多くあると思っているのでおすすめに入れました。

Goodpatchの事例一覧はこちら

──おすすめポイントを教えてください。

プロジェクトの過程で何を大事にしてきたのか、何を課題として着目して、どう解消したのかわかりやすい点です。プロジェクトの前提とスタート地点から最後までのプロセスがわかる実績の載せ方がとても参考になると思います。

具体的にワンキャリア社とのプロジェクトを例に挙げると、設計思想である拡張性をどう大切にしてきたのかをプロジェクトの時系列で説明しているところなどは、個人のポートフォリオを作成していく上でとても参考になると思います。また案件上、社外に出せない情報がありながらも、そこを見せないまましっかり説明できているのは強みだと思います。企業であれ個人であれ、手掛けた案件をポートフォリオに落とし込む際に様々な制約がある中で、どのようにアピールするといいのか参考になるのではないかと思います。

ワンキャリアクラウドのWorkページ

──面談をされる中でポートフォリオにプロジェクトのプロセスが記載されていることは少ないですか?

少ないです。企業が採用しているポジションで活躍できそうかを判断する上で必要な情報がなかったり、記載されていても情報の粒度が大きいが故にスキル判断ができない、といったケースがあります。ただ、お話しをお伺いしていくと各フェーズごとにしっかりとしたプロセスがあったりします。そのまま企業に応募するのは、その人の本来の魅力が伝わらないまま判断されてしまうので、非常にもったいないなと感じます。話せば分かること、ではありますが、それを話す機会が生まれるかどうかはポートフォリオに掛かっています。仮にアート性の高いプロジェクトであっても、プロセスやストーリーは明記した方がいいと考えています。

──このポートフォリオはどんな方におすすめできますか?

ポートフォリオを作り慣れていない方や、作ってはみたものの評価されなかったと感じる方におすすめです。あとはグラフィックデザイナーやアートディレクターとして意匠性が高いプロジェクトに携わってきた方が、今後デジタルデザイン側にキャリアを移していく際にもおすすめです。ポートフォリオを作り慣れていないという意味では、今後デザイナー就活を始める学生の方々にも参考になる部分はあると思います。

──最後に日々ポートフォリオに向き合うデザイナーに一言お願いします!

ポートフォリオ制作は、転職活動前にして最大の山場でもあります。様々なポートフォリオ事例を見ていると、自分のポートフォリオが果たして評価されるのかと不安になったり、仕事ではないからこそなかなかモチベーションを保ち続けるのも大変だったりしますよね。ただそれは決してあなただけではなく、同じ悩みを持っていらっしゃる方は非常に多いです。

企業は「すごい作品集」を求めているわけではないので、自分がこれまで経験してきたこと・なぜ転職するのか・何を目指すのかを明確にして、ポートフォリオに落とし込んでいければそれで大丈夫です。それは転職活動中に、ぶれずに立ち戻れる原点になります。また、いきなり完成形を作らなきゃと思うと心理的なハードルが高くなってしまうので、まずは50%を目指して作っていきましょう。可能であれば、作成途中に自分以外の第三者の視点からもフィードバックを受けられると、ブラッシュアップのための多くの気づきを得られると思います。


3.キャリアデザイナー宮本のおすすめポートフォリオ

最後はキャリアデザイナーを務める宮本にインタビューを行いました。

宮本 実咲(Misaki Miyamoto) | ReDesigner キャリアデザイナー

IT・Web業界のクリエイティブ・エンジニアリング特化の人材紹介会社R-Stoneを経て、「@type」を運営しているキャリアデザインセンターに制作職として入社。求人広告のデザイン・コピーライティング・LP/バナーの作成などを経て、立ち上げ半年のReDesignerにジョインするべくGoodpatchに入社。2年半で約500名のデザイナーと面談し、転職支援後の満足度調査ではNPS9.8を獲得する。
参考文:「一生のキャリアパートナー」でありたい。ReDesigner 宮本が目指す本質的なキャリア支援とは

──まず最初に、おすすめポートフォリオを教えてください。

株式会社リクルートでプロダクトデザイナーを務める大原 呉穂さんと、Mr. CHEESECAKEを販売する株式会社newnでデザイナーとして働くきよえ氏さんをご紹介します。見せ方が異なる2つのポートフォリオを紹介することで、目的によってポートフォリオの見せ方がどう変わるのかをお伝えできたらと思います。

株式会社リクルート プロダクトデザイナー 大原 呉穂さん

呉穂さんのポートフォリオはこちら

──おすすめポイントを教えてください。

「課題の言語化の段階から何を大切にして、どう解決をしたのか」がポートフォリオを見ただけでわかるところです。プロジェクトにどんな人たちが関わり、その中で呉穂さんがどう関わったかが見てわかるようになっています。最後のアウトプットだけではなく、中間制作物までプロセスが理解できるように載せているのがおすすめポイントです。ここまで詳細に書いている方は稀有なのでポートフォリオを作成する参考資料になると思います。灰色ハイジさんの記事にも書いてありますが、プロダクトデザイナーは表層だけを作る訳ではないからこそ、ポートフォリオも表層のアウトプットだけではなくその過程やプロセスを見せることにこだわるべきだと思います。

──ここまで詳細に記載されている方は珍しいのですか?

決して多くはないです。今まで500名程度のデザイナーのポートフォリオを見てきましたが、表層のアウトプットだけがデザイン範囲ではないからこそ、どのように見せようと悩まれる方が多いです。最終アウトプットの背景になる課題設定、それを解決するための思考回路、使用したフレームワークと使用背景などを書けるとポートフォリオの質はすごく高くなると思います。

──おすすめポイントが他にもあれば教えてください。

noteで自分の記事を公開していることです。呉穂さん自身、言語化力がすごい高い方で、振り返りをnoteで丁寧に行っています。普段どんなことを考えているのかが見えるのもおすすめポイントです。noteで公開するかしないかは置いておいて、自分がやっているプロダクトの言語化をするという面では参考になると思います。プロジェクトにおいてできたことできなかったこと、より良い成功のためには何が必要だったのかを振り返ることは良いポートフォリオを作成する上では欠かせないものだと思います。質の高い振り返りをするためにも、今行っているプロジェクトがある場合は中間制作物の素材は取っておくことをおすすめします。

──ポートフォリオを作成する際にnoteなどを紐付けた方がいいのですか?

構造化して言語化ができることを示す1つの指標にはなるとは思いますが、紐付けるかどうかは人によると思います。全員が載せることがベターだとは思いません。得意だったり、見せ方としてnoteという媒体が適しているのであれば載せるのはありだと思います。そして載せるのであれば日記にならないように気をつけた方がいいと思います。呉穂さんのnoteは読んでいる方のことを意識して書かれているものが多く、日記ではなくスキルの言語化になっています。ポートフォリオに載せるのであれば、どんな方に読んでもらう可能性があるのかをイメージして振り返りができるといいのではないかなと思います。

──このポートフォリオはどんな方におすすめできますか?

全てのプロダクトデザイナーです。自分でリードすることを始めた頃のデザイナーの方は参考にできると思います。その中でも情報設計に強みを持ちたい方は特におすすめです。

株式会社newn デザイナー きよえ氏さん

次にきよえ氏さんのポートフォリオを紹介します。呉穂さんとは異なる見せ方をしていますが参考になる点が多くあるのでおすすめします。

きよえ氏さんのポートフォリオはこちら

──おすすめポイントを教えてください。

ストーリーテリングの見せ方です。特にわかりやすいのはママリのロゴのプロジェクトで、どうして最後のアウトプットがこうなったのかをストーリーで記載しています。

サービスの世界観を作る能力と、そこに至るまでのストーリーを作る能力がすごく高いことが伺えるポートフォリオです。きよえ氏さんは感覚的な言葉にならないような世界観を言葉にして、人の感情に寄り添い心を動かすグラフィックを作成するのが得意で、ポートフォリオの見せ方にも出ています。

──先ほどおすすめしていただいた呉穂さんとは系統がかなり異なりますね。

かなり異なります。でも実は2人は最初携わっていたものはデジタルプロダクトのフロントエンドでした。そこから呉穂さんは情報設計やユーザーリサーチの方面に、きよえ氏さんはグラフィックデザインをもとにしてブランディングの方面に展開していくことになったんです。最初携わっていたものが同じでもここまで見せ方は変わるものだと思います。呉穂さんの場合は管理画面などに携わっていくことになるため、装飾を派手にやるよりシンプルで見やすいポートフォリオを作成した方がいいということになります。きよえ氏さんの場合はグラフィックデザインの方面に携わるために、色味やイラストのテイストなどの装飾部分にすごくこだわりを持って作成されています。

ポートフォリオを作成する際には自己満足にならないようにすることが本当に大切で、自分が歩みたいキャリアや携わりたい方面を意識して作成することが大切です。2人の見せ方の違いからその部分を読み取ってもらえるとすごく参考になるのではと思います。

──このポートフォリオはどんな方におすすめできますか?

ミドル以上で将来グラフィックを軸足においてブランディングに携わって社内の思想を外部に表現したいと考えているデザイナーです。どのワーディングならこの会社にぴったりなのかを考えて作成されている方なので、同じキャリア観を持っている方にはおすすめです。きよえ氏さんのポートフォリオをおすすめする方にははタカヤオオタさんのポートフォリオもよく一緒に紹介させていただいているのでぜひそちらも参考にしてみてください。

──最後に日々ポートフォリオに向き合うデザイナーに一言お願いします!

面談を日々行う中で、ポートフォリオ作りに悩まれている方はとても多いです。出来た!と思っても、果たして本当にこれで評価してくれる企業があるんだろうか・・・そんな不安を覚える瞬間もあると思います。そんな時は第三者にアドバイスを求めてみるのが一番です。上部で佐宗も記載している通り、ポートフォリオは名刺のようなもので、「正解」というものはないと思います。自分をどう見せたいのかによって載せる内容もかわってくるので、制作途中でもフィードバックをもらうことが大事になってきます。もちろん、ReDesignerでもポートフォリオのフィードバックを行なっているので、不安な方はぜひ気軽に相談しにきてくださいね。

最後に

ReDesignerのキャリアデザイナーのおすすめポートフォリオ、いかがでしたか?読者の方のポートフォリオの質向上の一助になれていれば嬉しいです。

ReDesignerはデザインの力を信じる全ての人の、キャリアの相談場所です。現在転職を検討されている方はもちろん、まだビジョンを明確に描けていないという方まで、多くのデザイナーにご相談いただいています。

ReDesignerのキャリアカウンセリングでは、800人以上のデザイナーを見てきたキャリアデザイナーが「企業が求めるデザイナー像」を踏まえてポートフォリオのサポート、相性の良い企業のご紹介をしています。ポートフォリオが未作成の場合も、要望を聞いて骨組みや完成に向けてのアドバイスを行っています。ぜひお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

ReDesigner

ReDesignerは、デザイン会社によるデザイナー向けのキャリア支援サービスです。 企業とデザイナーの間に入り、独自のオンラインアンケートや面談を通じて、 デザイナーの特性やキャリアの指向性を理解した上で適切なマッチングを行います。単純に紹介をするだけでなく、デザイナー特化型の求人票も用意しており、デザイナーが働きやすい環境設計も支援します。

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