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「デザイナーに寄り添ったサービスをつくる」ReDesigner安積が目指すサービス像とキャリアの広げ方

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メンバーストーリー

2024/5/16

「デザイナーに寄り添ったサービスをつくる」ReDesigner安積が目指すサービス像とキャリアの広げ方

デザイナー特化型のキャリア支援サービス「ReDesigner」は2024年でサービスを立ち上げてから6年目を迎えようとしています。現在10,000名以上のデザイナーにご登録いただき、これまで2,000名以上の方々とキャリア面談を実施。数多くのデザイナーに伴走してきました。

2024年1月には、企業とデザイナー間で直接やり取りできるダイレクトリクルーティングサービスへと進化。本サービスではデザイナーがスキルを可視化できるスキルマップ機能や簡単に制作事例をまとめられるポートフォリオ機能などの利用ができ、また企業からのスカウトをデザイナーがダイレクトに受け取れるようになりました。

今回公開したダイレクトリクルーティングサービスはどのように思考をめぐらせリリースされたのか。デザインマネージャーに加えて、プロダクトマネージャーの役割に挑戦しながら本サービスのリリースに奔走した安積に開発の裏側を聞きました。

安積正記さん(Masaki Azumi)| PdM・UIデザイナー

制作会社、事業会社でデザイナーとして10年以上経験を積み、ラクスル株式会社、株式会社ビズリーチではデザインマネージャーとして従事。

2023年からGoodpatchにJOIN。

ReDesignerのデザインマネージャーとしてプロダクトに携わる。

手触り感のあるサービスを作りたい。数々の事業会社を経て入社を決意

──最初に、これまでのキャリアとGoodpatchに入社された経緯を教えてください。

制作会社でWebデザイナーとしてキャリアをスタートしました。様々な分野のWebサイトを手がけていましたね。他にも当時全盛期だったFlashを活用してコンテンツをつくったり、デジタルサイネージに表示する映像を作成したりと、デザインの幅を広げるため多種多様な制作に挑戦。なかでも、Flashは面白さを感じていたので専門にしていこうと決めたものの、みなさんがご存じのようにFlashはだんだんと衰退していってしまって......。

改めて自分がやっていきたいことを整理し、選び直す中で「制作からグロースまで一気通貫で担えるようになりたい」という気持ちが湧いてきました。というのも、これまでクライアントワークが中心の仕事ばかりだったので、納品したら手を離れていってしまっていたんです。作ったものがユーザーにどんな風に届いて、反響を得ているのかがわからない。なので、ユーザーに届けるところまでを担当できる事業会社でデザイナーとして働こうと決め、そこから何社か事業会社を経験。サービスアプリや採用管理システム、AIを活用したプロダクトなど多岐にわたる事業に携わりました。

Goodpatchに応募したのは、仕事でご一緒したことのあるGoodpatchの社員の方にReDesignerの求人について教えてもらったことがきっかけです。近況報告がてらその方にキャリア相談をしたところ、「ReDesignerはどうか」と提案いただいて。まずは話を聞いてみようと、今はフランスに留学中で当時事業責任者だった佐宗、現事業責任者でキャリアアドバイザーの宮本をはじめ何人かとカジュアル面談をさせていただいて。制度が整っていない部分もざっくばらんに話していただいたので、入社後の働き方や業務をイメージしやすかったですね。もともと採用担当者としてReDesignerを使っていたので、サービス内容もわかっており、親近感を抱いていたところもあったかもしれません。それに話をする中でどの方もデザイナーに真摯に向き合っている様子が伝わってきて、好印象を抱いたのを覚えています。

これまで、転職時には熱烈なオファーをもらっても、入社前に聞いていた話と実際が乖離することを経験していたので、採用活動において私のようなミスマッチを起きないようにしたい、デザイナーに寄り添ったサービスを作りたい。そういった想いは共感できましたし、デザイナーのことをとことん考え抜くReDesignerだったらその想いを実現できそうだと感じ、入社を決めました。

──入社後は具体的にどのような業務に携わられたのでしょうか。

最初はコンポーネントの整理からはじめました。統一された運用ルールがない状況だったんです。そのため効率的に作業できる環境づくりに着手し、一貫性や再現性の高いデザインを生むための土台を整えていきました。それと並行して、ReDesignerの事業やデザイン、開発についてキャッチアップしていきました。自分がデザイナーとは言えど、人材業界ははじめてだったので、事業内容を把握していくのになかなか時間がかかりましたね。

まず、そもそもエージェントとしてどのように企業と求職者を仲介しているのかがわからなかった。専門用語も多くて......。あとはReDesignerと他社サービスとの違いを理解することが難しかったです。当時を振り返ると、はじめてのことだらけだったので、勉強しながらの日々でした。キャッチアップの方法としては基本的に周りの方に聞いていましたね。ミーティングで出てきてわからなかったことはそのままにはせず、その場ですぐ確認しながら知識を深めていきました。

入社後ほどなくして、ダイレクトリクルーティングサービスのリリースに向けた開発に携わることになりました。最初は、デザイナーとして関わっていたのですが、その後プロダクトマネージャーも兼務することに。デザインマネージャーとして、組織運営にも関わっているので今では三足の草鞋を履いています(笑)。

よりよい採用体験の設計でミスマッチをなくす

──どのような経緯でダイレクトリクルーティングの開発に着手することになったのでしょうか。

デザイナーと企業との出会いをミスマッチなく、よりスムーズに促進するためです。転職市場では、デザイナーの採用ニーズが年々高まっているものの、デザイン職種は多岐にわたり、スキルの程度や志向性の把握が難しいため、企業側はどのデザイナーが自社にマッチしているかを判断しづらい状況にあります。また、従来のダイレクトリクルーティングサービスは、UXデザイン・UIデザイン・Webデザインなど大まかに職種が分類されていたり、仕事内容が曖昧に記載された求人票が多かったりするんですね。そのため、デザイナーにはどれも似たり寄ったりな求人に見えてしまい、自分のスキルや志向にあう企業を見つけるのが難しいという課題感がある。

この企業とデザイナーの課題を解決し、「デザイナーがパフォーマンスを最大限発揮できる社会を作る」というReDesignerのミッションを実現するためには、デザイナー特化のプラットフォームが必要と考えたんです。エージェントサービスで培ってきた知見を生かし、双方にとってわかりやすく心が動かされるようなマッチングのあり方を模索しようと本プロジェクトははじまりました。


──開発する上でどのような点を重視し、時間をかけましたか。

とにかくデザイナーの体験を重視しましたね。どんな体験ができたら嬉しいのか、反対に嫌な気持ちになるのかなど、メンバー間でとことん話し合う時間を多く持ちました。共通した想いとしてあったのは「デザイナーにとって負の体験をさせたくない」ということ。

今までのスカウトの特徴として、自社についての説明が長く、スカウト理由が的外れだったり、個別化されていなかったりすることが挙げられます。デザイナーからすれば「自分の何をみてスカウトを送ったんだろう」「どこに魅力を感じてもらえたんだろう」と疑問、ときには不信感を覚えるようなスカウトが多かったんです。

──テンプレート化されたようなスカウトで、中の人が見えづらいんですね。だからスカウトが来ても返信しようとはならない。

そうなんです。私自身デザイナーとして求人票やスカウトを見ていたので、見送る理由がよくわかる。

一方で、採用担当者としてもスカウトを作成していたことがあるので、文章を考える難しさも理解できるんです。真っ白な状態の入力画面を穴が開くほど見つめ、気づいたら時間がたっていたなんてこともしばしば。だからか、とにかくスカウトを打つ時間がなかなか苦痛で(笑)。スカウトを送りたいと思った理由がどこかしらにあるわけですが、言語化がとにかく難しい。

──デザイナーである安積さんでさえも大変だったというくらいですから、採用担当者の方がノンデザイナーであればなおさらですね。

そこでデザイナーと企業の間を橋渡しできるような機能が必要だと考えデザイナーの心に留まるようなスカウト文面を作成できるビジュアルスカウティング機能の開発に取り組みました。

──ビジュアルスカウティング機能について詳しく教えていただけますか。

ビジュアルスカウティング機能とは、従来のテキストのみのスカウトとは違い、画像を用いた視覚的にわかりやすいスカウトを作成・送付できる機能です。1000文字程度の長い文章だと読み込むのが大変なので、誰が、何を書いているのかなどざっくりとした内容がぱっと見ただけで頭に入ってくる画面設計にしました。

短い制作時間のなかでも、プロトタイプを作成し、ユーザーにアンケートを取りながら検証を重ねました。メンバーには好評だったのでこのままリリースしてもよかったのですが、自分たち本位のデザインになってしまっている可能性があったので、ユーザーの声を大切にするため意見を伺う場を積極的に設けました。

検証するにあたっては3パターンの画面を用意。テキストのみのスカウト画面、画像とテキストのスカウト画面、動画と画像とテキストのスカウト画面のなかで、送られて嬉しいものに投票してもらいました。その結果、一番票を集めた画像とテキスト案でリリースすることに。ユーザーからは「返信したくなる」「もらって嬉しい」という声をいただいたので、自信を持ってリリースできました。

──企業が苦戦していたスカウトの作成は簡単にできるようになったのでしょうか。

はい、できる限り手軽に作成いただけるよう工夫をしました。ガイドに沿ってタイトル、簡単な自社の説明、魅力を感じたポイントなどを入力すればスカウトが完成。デザイナーのプロフィールを見ながらスカウトを書けるので画面を行ったり来たりする手間もありません。

またデザイナーのプロフィール内、各項目についている「魅力ポイントに追加」ボタンを押せば、その内容が入力画面に引用されるので、魅力に感じたポイントを簡単にかつ端的に表現することが可能です。

──スカウト体験の設計以外にも、新しい試みが取り入れられていますよね。社内で合意を取るのは大変ではなかったですか。

そうですね。ここでは十分に話しきれないですが、スカウト以外にもデザイナーのスキルをレーダーチャート形式で可視化するなど様々な挑戦をしています。ただ、社内での合意は大変だったとは感じていません。感覚が麻痺しているのかもしれませんが......(笑)。

もちろん、一つひとつの議論は起こります。例えばボタンひとつとってもメンバー間でよく議論をし、こだわりぬきました。

大変だと感じていない理由には、ReDesignerのメンバーが、常にユーザー視点で議論をする特性があるからかもしれません。事業責任者、セールス、カスタマーサクセス、マーケティング、エンジニア、デザイナーと6人程度のミニマムなチームで動いていたので、ミーティングにはいつも全員参加して、ユーザーの体験を熟考。UXデザイナーだったら、プロダクトデザイナーだったらとペルソナごとの体験を検討しました。

社内外の力を借りながら新しい役割に挑む姿勢

──今回、デザインマネージャーである安積さんがなぜプロダクトマネージャーを務めることになったのでしょうか。

別の方がプロダクトマネージャーとして立つ予定でいたのですが、育休を延長することになったからです。プロダクトマネージャーを担うのははじめてだったのですが、チャレンジしたい意志を事業責任者にお伝えしたところ、快諾いただき、デザインマネージャーと兼任することになりました。

──プロダクトマネージャーを経験されてみていかがでしたか。

「大変だった」の一言に尽きます。デザイナーとして幾度となくプロダクトマネージャーの仕事をみてきているはずなのに、見るのとやるのとではやっぱり全然違いますね。

例えば、PRD(プロダクト要求仕様書)の作成。どういうものかはわかるんですが、作りたい機能をどのような流れで、どのくらいの粒度感で説明したらいいかわからなくて戸惑いました。思考の切り替えもなかなか難しかったです。プロダクトマネージャーの仕事は要件をまとめあげることで、その実現方法はデザイナーが考えるものなのですが、ついついデザイナーとしての思考が働いて、作り方まで検討してしまう自分がいて。手を動かしてしまうこともありましたね。

──試行錯誤されている様子が伝わってきます。どのようにその苦労を乗り越えたのでしょうか。

プロダクトマネージャーの経験がある方に相談しながら進めるようにしました。ReDesigner for Studentで同じくプロダクトマネージャーを務めている同僚に週一で1on1の時間を設けてもらって。壁打ち相手になっていただき、課題の言語化に協力してもらいました。あとは社外ですが、デザイナーからプロダクトマネージャーになった方が数名いたので、連絡をして1on1をお願いして。定期的にフィードバックをもらいながら、仕事の仕方を確立していきました。

実は着任当初、整ったPRDを書かなくてはと気負ってしまっていたんです。でも重要なのはプロダクトのコンセプトやビジョンの実現に向けて優先順位を考えることだと彼らから教わって。伝わる書き方であれば体裁はそこまで気にしなくていいんだと安心しましたね。

──プロダクトマネージャーにはどんなスキルが必要だと思いますか?

経験が浅いのでまだ見えていない部分もあるという前提の上でお話しすると、「判断力」だと思います。プロダクトマネージャーは日々決断の連続です。やるべきこと、やらなくてもいいことを短期・中長期の視点を持って、地に足をつけて決めていくことが求められているなと思います。これは理想から考えるデザイナーの思考とは真逆といってもいいかもしれません。プロダクトマネージャーとして動くときはリソースや予算、リリース日など現実をちゃんと見ながら動こうと意識している気がします。

デザイナーの支えとなるプラットフォームを目指す

──今回未経験の職種にチャレンジをされました。新たな挑戦に飛び込むモチベーションの源泉はどこにあるのでしょうか。

できることを増やしてユニークな存在になりたいんです。それに新しいことに挑戦したり、立場を変えたりするとこれまでになかった視点を得られる面白さがあります。今回でいうとプロダクトマネージャーを経験したことによって、プロダクトひいては事業を俯瞰的にみられるようになりました。

──プロダクトマネージャーとしてどんなデザイナーであれば今後活躍できそうだと思いますか。

プロダクトをよりよいものにするために積極的に提案をしてくれる方でしょうか。言われたことをその通りに実行できるスキルももちろん大事なのですが、ユーザーにとってのベストな価値を考えた上で別案を発案してもらえるとプロダクトマネージャーとしては大変ありがたいですね。くわえて、プロジェクト全体を見ながらインパクトのある改善策を自律的に考えていただけるとプロダクト開発が軌道にのりやすくなるのではないかなと考えています。

──最後にReDesignerをどんなサービスにしていきたいか教えてください。

キャリアの相談ができたり、ロールモデルを探せたりと多角的にキャリアを支援できるサービスを目指していきたいです。例えば、ロールモデルのスキルを可視化し、デザイナーが自身との差分に気づける仕組みを作り、方向性や目標を考えるお手伝いができたらと思っています。

またキャリアに関して有益な情報を得られるサービスにしていきたいです。毎年発表している『ReDesigner Desigin Data Book』のような世論やトレンドなども発信していけたらと考えています。

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この記事を書いた人

ReDesigner

ReDesignerは、デザイン会社によるデザイナー向けのキャリア支援サービスです。 企業とデザイナーの間に入り、独自のオンラインアンケートや面談を通じて、 デザイナーの特性やキャリアの指向性を理解した上で適切なマッチングを行います。単純に紹介をするだけでなく、デザイナー特化型の求人票も用意しており、デザイナーが働きやすい環境設計も支援します。

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