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事業も組織も、時代に沿った変革を。ブックリスタが手がける新たなコミックアプリとは 

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インタビュー

2022/3/28

事業も組織も、時代に沿った変革を。ブックリスタが手がける新たなコミックアプリとは 

株式会社ブックリスタ(以下、ブックリスタ)は、ソニー株式会社(以下ソニー)、KDDI株式会社(以下KDDI)を含む4社で立ち上げたジョイントベンチャーとして、電子書籍に関連するさまざまな事業を展開する企業です。2020年度からは「エンタメ×テック(知的好奇心×感動体験)」のビジョンの元、新規事業を加速、推進し、さらにコンテンツ事業にも着手しています。

過去のインタビューでは、ブックリスタのカルチャーや業務内容、そしてデザイン組織づくりの展望などを伺いました。

参考記事:https://magazine.redesigner.jp/post/booklista-tanaka-crema

今回お話を伺ったのは、ブックリスタ デジタルマーケティング部 プロダクトマネージャーの嶋田さん、デジタルマーケティング部 UI/UXデザイナーの松田さんです。本記事では、新規コミックアプリ立ち上げの経緯や開発プロセス、デザイナーの役割などをお伺いしました。

嶋田 宏|デジタルマーケティング部 プロダクトマネージャー

電機メーカーから電子書籍業界に転身し、その後ブックリスタに入社。現在はデジタルマーケティング部 プロダクトマネージャーとして事業開発のマネジメント業務を担い、新規コミックアプリの立ち上げにも取り組む。

松田 萌花|デジタルマーケティング部 UI/UXデザイナー

地方銀行や編集プロダクションでキャリアを積んだ後、webデザイナーに転職。2020年にブックリスタに入社。現在はデジタルマーケティング部 UI/UXデザイナーとして、主に電子書籍ストアやブラウザビューアーのUIデザインを手掛ける。

コンテンツへのリスペクトと、チャレンジできる環境が魅力。ブックリスタとの出会い

──嶋田さんがブックリスタに入社されるまでのキャリアについて教えてください。

嶋田さん:20代後半に電機メーカーから電子書籍業界に転身しました。10年以上電子書籍業界で働いていて、ブックリスタはその2社目になります。チャレンジできる機会が目の前にあれば「やってみたい!」と手を挙げるタイプなので、1社目では支店の立ち上げから出版社営業、広告運用まで様々なポジションを経験しました。現在はブックリスタでプロダクトマネージャーをしています。ストアの機能追加の検討や開発の優先順位決めなどが主な業務内容で、ビジネス戦略側とエンジニアの間に入って調整を行うポジションになります。

──ブックリスタに入社された理由は何だったのでしょうか?

嶋田さん:転職エージェントでブックリスタを知り、初めて会社に伺った際に一瞬で転職の意志が固まりました。電子書籍の会社なのに、電子化されていない本が壁一面に飾られていたんです。ビジネス以前に、コンテンツに対するリスペクトや、良い読書文化を提供したいという意思をすごく強く感じられました。その後の面談では、細かいことは気にしないのでただ一緒に仕事をしたいとお伝えした記憶があります。

実は、ちょうどその時期に子供が生まれたことも理由の1つです。将来子供に「お父さんって何の仕事やってるの?」と聞かれた時に、自分の仕事を堂々と伝えられるだろうかと考えるようになって。そこで本当に自分がやりたい仕事って何だろう、と立ち返ってみたタイミングでちょうどブックリスタと出会えたんです。やはり自分が大切にしたいものを大切にし続けられる環境にいることは、とても大事なことだと思います。これはキャリアだけでなく、プロダクトを作る際にも意識していることですね。

──松田さんの入社されるまでのキャリアについて教えてください。

松田さん:私はデザイナー出身ではなく、地方銀行の営業職からキャリアをスタートさせました。その後編集プロダクションの進捗管理や保険会社のサイト運用の仕事を経て、前職の金融系のシステム会社にwebデザイナーとして入社しました。主に管理画面や金融機関内で使われるフォームのデザインを担当しつつ、LPなど単発のデザインも作っていました。

ブックリスタでは、主にUIデザイナーとして働いています。ブックリスタが運営をサポートしている2つの電子書籍ストアのUIと、ストアで使われているブラウザビューアーのUIを、横断的に担当しています。バナーやLPなどのグラフィック色が強いものについては別のチームの方で作成しているため、私はストアを機能面から改善するという仕事がメインです。他には各事業部から提案が出ればデザインを起こしたり、デザイナー視点からの改善提案をしたりといった業務内容です。

──松田さんのデザインとの出会い、転職された理由についてお話しいただきたいです。

松田さん:まずデザイナーになった経緯についてお話しします。前職もその前の保険会社でも、元銀行員だから採用していただけたのかなと思っていて。その中で、これからは肩書きではなく自分の好きなことで実力をつけて、キャリアを渡り歩いて行きたいと思うようになりました。そこで、銀行で経験したこと以外で自分にできることは何かと考えると、真っ先に思い浮かんだのが中学生の頃から趣味で続けてきたwebサイト制作でした。これがweb業界でデザイナーのキャリアを始めることになったきっかけです。

その後、新しい業界に飛び込んで挑戦してみたいという理由と、もともと関心があったエンタメ業界で働いてみたいという理由で、ブックリスタへの転職を決意しました。デザイナーという軸を持ちつつ、興味のある分野で新たなチャレンジができる点が魅力的でしたね。ブックリスタ入社後は、これまでの仕事では見えなかった実際のお客様の反応を意識するようになりましたし、新しい提案をするときちんと検討して採用していただけたりと、やってみたかったことができているなと感じます。

時代に合わせた電子書籍の在り方を模索する

──デジタルマーケティング部のミッションと体制について教えてください。

嶋田さん:デジタルマーケティング部のミッションは、サービス・プロダクトを通じて、お客様に価値の高い読書体験を提供することです。

それを実現するためのチーム体制として、1つ目にストア運営チームがあります。ストア運営のサポートの中で、主にCRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)活動を行っていて、キャンペーンを実施したり、メールやプッシュ通知でお知らせをしたりと、お客様のニーズに対応したアプローチを行うチームです。

そしてストア運営チームを支えるのが、2つ目のCXM(Customer Experience Management:顧客体験管理)チームですね。お客様の感情を揺さぶるアプローチを行うためのチームです。ストア運営チームが企画したキャンペーンにCXMチームが作ったビジュアルを組み合わせてお客様に分かりやすく魅力的に伝え、お客様の購買意欲を促します。このチームにはビジュアル担当のデザイナーが3名在籍しています。

3つ目にあげるのがデータ分析チームです。購買データを可視化してフィードバックするチームです。施策の効果を定量的に可視化することを担当しています。

私と松田が在籍している4つ目がPDMチームです。プロダクトマネジメント全般とストアのUI/UXを企画して行動していくチームで、プロダクトマネージャーとデザイナーがペアで動きます。今後このチームに、UI/UXデザイナーを迎え入れたいと考えています。

──新しくコミックアプリを開発するとのことですが、どういった背景があるのでしょうか?

嶋田さん:電子書籍の漫画はここ数年で一気にスマホファーストの読み方に変わってきていて。今までは紙から電子に切り替えれば良かったのですが、現在では縦スクロール型のフルカラー漫画が主流になってきています。

また、通常の書籍は1冊を読み切るのに時間がかかりますが、TikTokやYouTubeは、圧倒的に短い時間、隙間時間で楽しめますよね。その流れで、今までの漫画を長いと感じる方が増えるのであれば、短い単位で読み切れる漫画が主流になることも考えられます。そうした時代の変化に合わせて、電子書籍のあり方も考えていきたいです。新たなコミックアプリは、気軽に選べて、また明日も来たくなるようなものを目指しています。

──今後、電子書籍業界はどんな進化をすると思われますか?

嶋田さん:表現の幅は確実に広がってくると予想しています。その1つがアニメーション。動画的な要素です。もう1つは朗読やボイスドラマに代表される音声。ブックリスタがストア運営をサポートしている株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントの「Reader Store」では、既に声優さんや俳優さんとコラボして、音声・動画コンテンツ付きの電子書籍の販売を行っているんですよ。電子書籍に音声と動画という組み合わせは、今後もっと増えていくと思います。

──コミックアプリを通して提供したい価値について教えてください。

嶋田さん:まず1つ目に、お客様がスムーズに作品を楽しんでいただける読書体験を作ること。あくまで主役は本です。プロダクトは本を選び、読むことにストレスがかからないというあたり前の体験を作り出すことが前提になるかと思います。

2つ目に、本とのよい出会いを作ること。リアルの書店で感じるようなワクワクする本との出会いの場をアプリ上でも作りたいです。過去の購入履歴などから機械的にレコメンドすることはできますが、すごく信頼してる人に「読んでみて」と勧められるのと、情報システムから「今売れてる本はこれです」勧められるのとではモチベーションが大きく異なりますよね。人間的なエモーショナルな部分と、機械で分析できる部分を両立してUIに落とし込むことも大きな目標です。

3つ目は、一歩先の感動を作ること。本を読むだけではなく、さきほど挙げたように動画や音声を活用する取り組みを続けていきたいです。既存の本の概念に囚われず、新しい電子書籍の形態を模索していけたらと思っています。

──新しいコミックアプリはどんな開発体制なのでしょうか?

嶋田さんプロダクトオーナーとデザイナー、エンジニアの開発側が一体となったスクラム体制で開発を進めます。ビジネス側で決めた要件をデザイナーが起こすフローではなく、デザイナーがしっかりとビジネス視点をもって課題に取り組む体制にしています。

課題に対してデザイナーである松田はデザインで解決するでしょうし、僕はプロダクトの仕組みの部分で解決するのが得意です。エンジニアであれば、どういうプログラムで書くとよりよく作れるかを考えるかもしれません。そのためには、体制だけでは不十分だと思っています。

チームメンバーが同じ方向を向いて、それぞれの得意分野を活かせるようなチームづくりのため、常に意識して行動していくことが重要だと思います。

──現在の開発体制になるまでにはどんな経緯があったのでしょうか?

嶋田さん:PDMチームは立ち上がって間もないので、開発する時の体制はウォーターフォール型に近かったんです。「来期はこれを作りましょう」と言われたものを作って出すみたいな形です。この状況を根底から変えていきたいと思った時に、デザイナーの力は欠かせないと感じました。モックアップを作って意見交換をして、リテイクを何度も繰り返す。労力はかかりますが、デザインの力を組織化して、より良いプロダクトを作れる体制を目指すにはデザイナーの力が必要です。ブックリスタとしてもかなりチャレンジングな取り組みだと思います。

松田さん:ウォーターフォール型の開発体制では、デザイナーの知らないところでありとあらゆる事が決まっている場合があります。デザイナー目線で改善策があっても、もう決まってしまった後なので、何もできないまま言われた通りのものを出すようなこともありました。やはりデザイナーとしては、ある程度意見を言えるフェーズから関わる方がやりがいがありますね。

デザインとデザイナーの力を活かすために

──デザイナーが働く環境について教えてください。

松田さん:私がブックリスタに入社したのは、2020年のコロナ禍真っ只中の時期でした。他の部のメンバーと顔を合わせないままフルリモートになり、CXMチームにデザイナーがいる、という程度のことしか知りませんでした。そんな時に前回の記事に出ていたcremaさんが入社され、社内のデザイナーをつなぐ取り組みとして「デザインお茶会」を開いてくださいました。そこで初めて社内のデザイナーと話して、それぞれが取り組んでいる仕事を把握することができるようになったんです。

「デザインお茶会」では、各々の仕事の中で出てきた悩みや課題を持ち寄って発表を行います。それを聞いてみんなで意見を出し合ったりするのですが、みなさんポジティブな意見を言ってくださって。みんなで高め合っていける環境だなと感じています。また、お互いのポートフォリオを見せ合うと、自分が今まで自覚していなかった自分の強みに気付くこともあります。デザイナー同士、お互いに対するリスペクトを持って交流しています。

嶋田さんも、なかなか自分から話しかけられない私にフランクに話しかけてくださいました。例えば、定例会でメンバーが集まるのを待つ間に雑談を挟んでくださったりとか。その姿勢を見て私も徐々に自分から話せるようになりました。常にデザインへのリスペクトもしてくださって、ありがたかったです。

嶋田さん:入社していきなりリモートとなると不安でいっぱいで、仕事にも影響が出てしまいますよね。「本当は進捗確認した方が良いけど、今話しかけていいのだろうか」みたいな状況が生まれやすいと思います。その点「デザインお茶会」のような取り組みは、そういった壁を取り払えて精神的にも楽になりますし、仕事においての心理的安全性も高まるのではないでしょうか。

──プロダクトマネージャーとデザイナーはどんな関わり方で仕事をされているのでしょうか?

松田さん:「こういう画面が欲しいな」といった依頼を受けてUIのモックアップを作り、それを元にディスカッションを行います。最近はFigmaを導入して、共有の効率や仮説検証のスピードを上げています。全体的に会議が加速した感じがあります。

嶋田さん:松田が入社するまでデザインは外注しており、社内にUI デザイナーがいなかったので手探りの状態でした。新しいツールもどんどん試してきちんと振り返り、PDCAサイクルを回し続けています。

実際に松田の発案でFigmaやmiroといったツールを導入したことで、会議をしながらデザインを詰めていく流れができました。メンバー内でのイメージの相違がなくなったりというのも目に見える効果です。これからも新しく入社された方の意見やアイデアは積極的に採用していきたいと思っています。

電子書籍とブックリスタの未来

──個人として実現したい目標を教えてください。

松田さん:子供の頃、親に連れられて本屋さんに行くと、置いてある本が宝の山に見えて、すごくワクワクしたんです。web上でも同じように、訪れるお客様にワクワクしていただけたらと思います。実際にストア作りで行き詰まった時も、自分が本屋さんに行ってどんなところにワクワクしたかを思い出しながらデザインを作っているんです。

また、UXリサーチやユーザビリティテストにもっと力を入れて、お客様の声を拾っていきたいなと考えています。この取り組みは自分自身が提案して始めさせてもらったことで、今も私が主導で進めています。新しいことにチャレンジさせていただける環境に感謝していますし、これからもチャレンジする姿勢は崩さずにいたいです。

嶋田さん:「このプロダクトは誰のために作ってるのか?」と聞かれた時に、ビジネス側も運用側も、デザイナーもエンジニアも、全員同じ回答ができなければならないと思っています。何度も話し合って、時には喧嘩して、みんなのゴールを一緒にしていくことを意識的に行いたいです。青臭いですけど、なんだかんだ大事なことですよね。そしてご利用いただくお客様に楽しんでいただけるような体験を作っていきたいです。

余談ですが僕、高校生の部活みたいなハイタッチをしたいんです。これはただハイタッチすればいいってものじゃなくて、ハイタッチしたくなるくらい良いチームを作って、仕事に没頭して、良い仕事をしたいです。

──どんなデザイナーと一緒に働きたいですか?

嶋田さん:ビジネスを具現化する画面の構想と、その実現のプロセスの真ん中にいるべき存在がデザイナーだと思っているので、プロジェクトのハブのようなポジションに挑戦したいデザイナーと一緒に働きたいと思います。

そして、とにかく仕事を楽しめる方。やはり開発している側が楽しめないとお客様も楽しめないと思っているので。自分に好きなものや楽しめるものがあって、楽しむことを重要視している方と一緒に働きたいです。


松田さん:まず、目の前の業務以外のことにも興味を持てる方。社内のデザイナーが連携してデザイン組織を作り、社内にデザインを浸透させる試みが少しずつ実現され始めています。私自身もcremaさんとお話させていただいている時に、「こういうこと始めようと思ってるんだけど、松田さん一緒にやらない?」とお誘いを受けたりするんです。今担当している業務と直接の関係は無くても、積極的な取り組みによってデザインカルチャーが広がると思うので、そういうところにも意欲的に飛び込んでくださる方だと嬉しいですね。

そして、何か挑戦してみたいことを持っている方。前職にいた頃、新しいデザインツールを導入した他社の事例を聞き、自分の会社にも導入したいと提案しましたが実現できませんでした。ブックリスタには「新しいことも一緒にやってみよう」と乗ってくれる環境があります。過去の私と同じように、挑戦したいことを溜め込んでいる方はぜひお話を聞かせてもらえればと思います。

根本的な部分では、チームに還元する意識がある方。いくらチャレンジできる環境があっても、自己満足に終始してしまってはプロダクトに良い影響を与えられません。個人よりチームで動く意識を共有できればと思います。

──読者にメッセージをお願いします。

松田さん:エンタメ業界の方はもちろん、他の業界からチャレンジしたい方、もっと言えば「今の電子書籍業界どうなの?」くらいのチャレンジ精神がある方ともぜひお話ししたいです。同じ方向を向いて一緒に挑戦しましょう。

嶋田さん:まさにこれから立ち上げの時期です。0からサービス作りに関われる機会はなかなかないと思いますので、一緒に楽しみながら良い物を作ってハイタッチしましょう!

編集部より

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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この記事を書いた人

ReDesigner

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