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各社が考えるプロダクトデザイナーとは 〜ReDesigner Online Meetup Vol.3より〜

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イベントレポート

2021/3/10

各社が考えるプロダクトデザイナーとは 〜ReDesigner Online Meetup Vol.3より〜

ReDesignerでは、2月10日にSansanさんとNTTコミュニケーションズさんをお呼びして「各社が考えるプロダクトデザイナーとは」をテーマにReDesigner Online Meetup Vol.3を開催し、130名以上の方にご参加いただきました。

前半は各社からプロダクトデザイナーについてご説明いただき、後半ではプロダクトデザイナーにまつわる疑問をインタラクティブセッションで紐解きました。

今回はその様子をイベントレポートとしてお届けします。

Sansan「プロダクトデザイナーの役割」

鈴木 翔 │ Sansan株式会社 Sansan事業部 プロダクト開発部 デザインマネージャー

明治学院大学文学部芸術学科卒業後、エンジニアとしてシステム開発会社に就職するも、デザインの仕事が増え、Webデザイナーとしてのキャリアをスタート。 その後、東京のデザイン事務所で各種プロモーションやブランディング、UI/UX設計を含むトータルクリエイティブを担当。 2016年にSansan 入社。以来、プロダクトのグロース施策や新機能のUI/UX設計を担当。現在はグループマネジャーとして、デザイナーの組織構築も担当。

上原 茂実 │ Sansan株式会社 Sansan事業部 プロダクト開発部 プロダクトデザイナー

創業間もないシステム会社へ入社後、デザインからフロントエンド、ディレクションまでを担当。 その後、デザイン会社で転職し情報設計や要件定義などを担当し、アプリケーション開発からプロモーション等に広く関わる。 2015年にSansanへ入社。現在はスマートフォンアプリのオンライン名刺など主要機能のUI/UXを担当し、メンバーの育成や採用にも関わる。

人と人、企業と企業の出会いからイノベーションを生む

Sansanは「出会いからイノベーションを生み出す」ことをミッションとしています。名刺の会社というイメージが強いと思いますが、人と人、企業と企業の出会いからビジネスを後押ししようとしています。直近では「ビジネスインフラになる」というビジョンを掲げ、出会いからイノベーションが当たり前に生まれる世界を創ろうとしています

そんなミッションを実現するために営まれている事業をご紹介します。

まずは法人向けクラウド名刺サービスの「Sansan」です。紙の名刺をデジタル化して管理できるのに加え、人と人の出会いをしっかりと可視化して社内で共有することができます。出会いの記録から新たな価値を生み出すチャレンジをしているプロダクトです。

他にも、個人向けに提供している名刺アプリ「Eight」や、クラウド請求書受領サービスの「Bill One」などがあります。

Bill Oneは昨年4月にローンチされた、企業と企業が出会う際に必ず取り交わす「請求書」を取り扱ったプロダクトです。まだまだ紙のやり取りが主流である請求書に関わる業務を、アナログからデジタルへと進化させていこうとしています。名刺にとどまらず「請求」という分野にも新しい市場を作っていきたいと考えています。

事業部門の異なるクリエイター同士が交流する仕組み

Sansanにおける「クリエイター」とはデザイナーだけでなく、クリエイティブに関わるディレクター、ライター、エディターなども指します。このように様々な領域のクリエイターが現在は約50名いるにもかかわらず、やはり同じ事業部でない限りクリエイター同士が関わる機会は少ないのが現状です。それはもったいないという想いから、我々は「Juice」というクリエイター横断プロジェクトを立ち上げました。

Juiceによって業務とは関係ないところでクリエイター同士が交流したり、得意なものづくりを通して仲良くなれる機会を作り出すことができています。Sansanにはデザインのセントラル組織がないので、クリエイターはこのようにJuiceによって繋がっています。

Sansan株式会社に所属する十人十色のクリエイターが集まり、純度100%のアイディアを絞り出すクリエイティブなプロジェクト「Juice」。

「Juice」には、物事の本質を抽出するという意味やアイデアの結晶という意味も込められています。

余計なものを削ぎ落とした「純度100%のクリエイティブ」を混ぜ合わせ、クリエイティブな新しいJuiceを生み出していきます。

スピード感を重視したプロダクト開発体制

Sansanプロダクトの開発部には現在約150名が所属しています。エンジニアとプロダクトマネージャーで構成されるプロダクトチームの人数が最も多く、そのほかに我々デザインチームや品質を担保するQAチーム、グローバル向けの機能改修をする専門のチームもいます。1つのプロダクト開発部門としてはかなり大規模であるため、組織の運営がうまくいくように設計する「組織デザイン」というチームもあります。

3ヶ月ごとのクォーター単位で開発のサイクルを回しています。前の3ヶ月の間に次のクオーターでやることの優先度判断を行い、開発予算をもとにリリース対象を決定します。デザイナーは何を作るか決めるフェーズにもしっかりと参画し、プロダクトマネージャーの意思決定に関わっていきます。その次の3ヶ月、設計開発フェーズでは複数のプロジェクトが並列で走るため、デザイナーは常に複数プロジェクトを掛け持ちます。このように定型化されたサイクルによって開発速度が上がり、デリバリーとリリースの数が大幅に増加しています。現在は毎月平均113件のリリースを出しています。

顧客を深く理解し、新しい価値を生み出す

私たちデザインチームのミッションは「ユーザーにSansanの価値を伝え、しっかり機能するデザインを提供する」ことです。BtoBサービスのエンドユーザーというのは、自ら選択して使っている人ばかりではありません。だからこそデザイナーはユーザーに対するコミュニケーションを入念に設計し、サービスの価値が伝わるインターフェイスを作る必要があります。また、それがしっかり使えるものになっていないと意味がありません。こういった自戒の意味も込めて、我々はこのミッションを掲げています。

このミッションを実現するにあたり、デザインチームが大切にしていることが大きく2つあります。

1つは「新たな価値を生み出す」ことです。Sansanはそもそも、顧客が欲しいものを提供するのにとどまらず、自分たちが生み出した新たな価値で市場をリードしてイノベーションを起こそうという会社です。そのためには、まだ誰も気づいていないような潜在ニーズをあぶり出し、何を作るかを考える際の解像度を上げていく必要があります。

もう1つは「顧客を深く理解する」ことです。新たな価値を生むためにはユーザーの理解が最重要項目であるにもかかわらず、特にBtoBサービスというのは、作り手とエンドユーザーの距離が遠くなりがちです。それを埋めるためにも、定期的にエンドユーザーを招いてワークショップを開催したり、プロトタイプの検証を通して共通認識を深めていくような活動を積極的に行っています。

また、Sansanプロダクトデザインチームの組織文化には、

  • フラットな関係性

  • 白熱するデザインレビュー

  • インプット&アウトプット

といった特徴があります。例えば「インプット&アウトプット」に関して、Sansanには「ランチ勉強会」といってランチをしながら勉強会を開くと食事代が補助されるという社内制度があります。これにより、アプリのガイドラインを読み合わせたり、デザインシステムを学ぶといった勉強会が行われています。

プロダクト開発におけるコミュニケーションの中心に位置する

Sansanのプロダクトデザイナーの責任範疇は、ユーザー体験を構成する5段階のうち、要件から表層の部分です。私たちは「この人はUXの担当」「この人はUIの担当」などと専門性を設けることはしません。強みは個人ごとにあっていいのですが、基本的には必要あらばなんでもやって、網羅的に体験設計に向き合うことを求めます。ゆえに、ユーザーコミュニケーション設計全般がデザイナーの責務であるといえます。

Sansanでは、プロダクトマネージャーが課題を定義して何を解決するか決めることに責任を持ち、プロダクトデザイナーが課題解決を実現してサービスをユーザーに使ってもらうことに責任を持ちます。責任範疇は違えど、お互いが領域をかなりオーバーラップしながら二人三脚でプロジェクトを推進しています。

プロダクトデザイナーは、始めはスタッフレベルとして設計の経験を積んでいきます。そうすると、ある時期にプロフェッショナルとマネジメントのどちらに進むかを決める分岐点が訪れます。マネジメントに関しては組織からのニーズやその人の適性がある場合にアサインされますが、基本的にデザイナーにはプロフェッショナルの道を歩んで欲しいと思っています。プロフェッショナルの領域では、これからCPOやCXOといったプロダクトの責任者をデザイナーの中から輩出したいと思っています。デザイナー出身者がプロダクトを統括し、事業をリードできる環境がSansanにはできつつあります。

改めてSansanにおけるプロダクトデザイナーの役割は「プロダクト開発におけるコミュニケーションの中心に位置し、ハブ的に機能するファシリテーター」であるといえます。いいプロダクトを作るためにはあらゆるステイクホルダーの間にデザイナーが介在し、体験や画面を前にして話を進めていく必要があります。したがってプロダクトデザイナーには、リーダーシップやオーナーシップ、巻き込む行動力などをより強く求めていきたいと考えています。

NTTコミュニケーションズ「イノベーションは衝動から生まれる」

武田透摩 |NTTコミュニケーションズ株式会社 デザイン部門「KOEL」 UXデザイナー

2012年NTTコミュニケーションズ入社、新規事業開発や研究開発に携わる。2018年にKOELの前身となる組織に参画。AIサービスのコンセプトデザイン、クラウドサービスのUIデザイン、当社企業理念の策定などを担当。2020年4月にKOELの立ち上げに携わり、組織の文化・骨格づくりに関わる。現在は昨年8月にリリースしたオンラインワークスペース「NeWork™」にUXデザイナーとして携わっている。HCD-Net認定 人間中心設計専門家。

田中 亮 | NTTコミュニケーションズ株式会社 デザイン部門「KOEL」 UXデザイナー

千葉工業大学大学院修了、学生時代はブランド体験とユーザー体験を考慮したデザインアプローチの研究に従事する傍ら、ベンチャー企業にてIoT,AIサービスやクラウドサービスのUI/UXデザインを担当。2020年NTTコミュニケーションズ入社、現在は昨年8月にリリースしたオンラインワークスペース「NeWork™」のUI/UXデザインを担当し、カスタマーサクセスにも関わる。

人や企業に愛される社会インフラをデザインする

NTTコミュニケーションズは、「人と世界の可能性をひらくコミュニケーションを創造する」ことを企業理念としています。事業領域は、ネットワークやクラウドなどのICTインフラをはじめ、電話や格安SIM、業務アプリケーションなどからAIやIoT、5Gといった先端領域まで幅広くあります。ここ最近はSmart Worldの実現を目指し、特に図に示す7つの領域における社会課題の解決に向けて、新しい事業やソリューションを創造しています。

NTTコミュニケーションズには「KOEL」というデザイン組織があります。KOELのビジョンは「人や企業に愛される社会インフラをデザインする」ことです。デザイナーの活動領域は大きく分けると4つあり、ビジネスデザイナー、UXデザイナー、UIデザイナー、デザインリサーチャーがいます。私たちがデザインしているのは抽象的なものから具体的なものまでかなり幅広く、プロダクトだけでなくブランド、ビジネス、戦略や組織づくりといったことまでを手掛けています。

このようにNTTコミュニケーションズはたくさんのプロダクトやサービスを展開しているのですが、その1つずつにデザイナーがいるわけではありません。会社全体で社員が6000人ほどいるのに対し、デザイナーは30人ほどです。

KOELという名称には、人々の物理的な距離を「超える」、これまでの常識を「超える」コミュニケーションを創造するチームを作る、という意味を込めました。単に回線をつなぐだけの通信インフラ会社を超え、人々が自由で、幸せな暮らしを謳歌するための社会インフラを創造する会社へ。KOELは、デザインの力でNTTコミュニケーションズの変革を引っ張っていく役割を担っています。

引用:通信インフラ企業は なぜ今、デザイナーを求めているのか:SPECIAL TALK

ビジネスでのカジュアルなコミュニケーションを支える「NeWork™」

今回は、「NeWork™️」というプロダクトの事例を通して、NTTコミュニケーションズのプロダクトデザイナーの役割についてお話しします。

「NeWork™」は、昨年8月末にリリースされたビジネス向けのオンラインワークスペースです。このプロダクトを開発するきっかけとなったのは、リモートワークの増加によってビジネスシーンでのカジュアルなコミュニケーション、ランチの時間や会議の合間で話していたような雑談が減ってしまったことです。「NeWork™」ではオンライン上にチームのスペースがあり、その中に部屋のような「バブル」が複数用意されます。そこにアバターが入っていくことで会話ができ、誰がどこの部屋にいるかがわかります。一般的なビデオコミュニケーションツールと違いURLを発行する必要がなく、気軽に仲間と話すことができます。

プロジェクトの体制としては、プロダクト、開発、デザインの3つのチームが協働しました。検討から開発、リリースまでのプロセスはかなりタイトなものでした。昨年6月に「こういうプロダクトを作ろう、それが自分たちのミッションだ」という号令とともに始まったのですが、8月末にはリリースしたいと言われ、3ヶ月でコンセプト検討から開発までをやりきりました。

ユーザーリサーチからVIアイデアまで一挙に担う

プロダクトデザイナーが実際にどんな仕事をしているのか、具体的なアウトプットを通してお話しします。

「NeWork™」プロジェクトにはKOELから、UXデザイナー2人とUIデザイナー1人がジョインしています。3人で全てが回せる規模ではないため、時には外部のパートナー企業の力を借りて開発を進めています。また、UXデザイナーとUIデザイナーはそれぞれ専門領域を持っていますが、状況に応じて互いの領域を越境しながら進めています。

まず6月の立ち上げ後、最初のフェーズでコンセプトデザインを行いました。デザインチームがリードしながらユーザーリサーチやインタビュー、それを統合していくためのワークショップを実施しました。ここでは開発チーム、プロダクトチームとしっかり連携できるよう、設計やファシリテーションに工夫を凝らしました。最後はメインコンセプトを策定し、VIアイデアやUIプロトタイプ、ストーリー設計などの形にアウトプットしていきました。

プロダクトのローンチ後は、プロダクトの機能追加・改善におけるデザインだけでなく、noteでの発信に使うグラフィックや動画広告などもKOELの3人が中心となり制作しています。また、Twitterでユーザーさんを見つけて「10分話を聞かせてくれませんか?」と声をかけるなど泥臭くユーザーリサーチをしながら、より良いサービスにするための仮説検証を繰り返しています。

衝動を解放する

弊社のようないわゆる「大企業」「レガシー企業」というのは、スピード感の欠如、しがらみ、上意下達、制約の多さといったイメージを持たれることがあります。正直、これら全部を「いや、全くないです」と言えるわけではありません。しかし、こういうところでこそデザイナーが価値を発揮できるのではないかと私たちは考えます。

例えば、僕らがよく使う口癖は「それ、なんでやるんですか?」という言葉です。「うちではこれはできない」とか「こうでなければならない」という制約って、紐解いていくと前例や過去の成功体験によるものがすごく多かったりします。制約なんて本当はなかったんだけど、自分たちであると思い込んでがんじがらめになっている。そういう制約の前提を明らかにして理由のないものは取り払っていくことが、当社におけるデザイナーの大事な役割なんじゃないかと思っています。

当初、「NeWork™」プロジェクトの体制は、プロダクト、デザイン、開発の各チームが完全に独立した縦割り組織が想定されていました。「デザイナーがコンセプトデザインとUIデザインを作ってくれたら、開発部門がそれを実装して、プロダクト部門がビジネスにするから」そう言われて、僕らは「もっと良い進め方がある」と思いました。2~3ヶ月で作っていくプロダクトなのに、それぞれのポジションからしか話ができない状況ではうまくいかないだろうと感じたのです。

そこで我々の方から、検討からローンチまでは1つのチームとしてやりませんかと提案し、そこからはほぼ1つのチームとなってプロダクトを作りました。例えば、プロジェクトマネージャーにはコンセプトのところからがっつり入ってもらったり、エンジニアにはそれを見てもらい先立って検討を始められるところを作ってもらいました。3ヶ月という短期間でプロダクトがリリースできたのは、これまではチーム間で利害が一致せずにいがみ合っていたかもしれない部分で対話ができたからだだと思います。また、後になって聞いてみると、縦割り組織について「もっといいやり方あると思ってたけど言えなかったんだよね」という話も出てきて、部署や利害関係が違っても、同じことを一緒に経験していくとこのように本音が聞けるのだと実感しました。

このように「やりたいこと」の本音が出てくることを、僕らは「衝動を解放する」と呼んでいます。何か仕組みを与えれば、みんなが自分の言葉で話し出す。今回のプロジェクトのポイントは、様々なメンバーが自分の衝動を解き放つことができた点だと思っています。このように「衝動を解放する」機会を増やしていくこと、そのための発火剤になることがKOELの役割であり存在意義なのではないかと思っています。当社は歴史が長いので、これまでの習慣や成功体験が前提にされていることが多いです。より良いものを作るためには「それ、なんでやるんですか?」と問い続ける姿勢を持つことが、ユーザーに近い立場にいる我々デザイナーには必要です。もちろん難しさはありますが、その壁を乗り越えることで、大企業にしかできない規模で多くの人と一緒にものづくりができます。それが大企業で働くデザイナーの楽しさであり醍醐味なのかなと思っています。

インタラクティブセッション

後半はReDesigner事業責任者の佐宗がモデレートしながら、登壇者の皆さんとインタラクティブセッションを実施しました。

Q1. なぜ今の会社に入社されたんですか?その時に掲げたことは実現できていますか?

NTTコミュニケーションズ 田中さん:私は、学生の頃にベンチャー企業でBtoCサービスのUI/UXデザインを担当していたのですが、その時、長期的に同じサービスに携わっていくことは自分に合わないのかなと思ったことがありました。また、ビジネスの知識をつけたかったこともあり、BtoB向けで幅広い分野のサービスを持つNTTコミュニケーションズに興味を持ちました。入社を決めたのは、一緒に働きたいと思える魅力的な社員さんがいたからです。彼と一緒に仕事をするという目標はまだ実現できていないのですが、これから何かきっかけがあると思うので、ご一緒できればと思っています。

NTTコミュニケーションズ 武田さん:私が入社を決めたのは、世の中をよくしたいというモチベーションからです。私は地方の出身で、いろいろなものにアクセスしづらかったり、都会に比べて後回しになっているのでは?ということをすごく感じていました。そういった不便を少しでも減らしたいという想いを持って会社選びをした時、持っているアセットや事業規模が大きいNTTコミュニケーションズに魅力を感じました。「不便や不満を減らして人々が幸せな世の中にする」という目標が実現できているかというとまだまだ道半ばではありますが、すごく可能性は感じていて、年を追うごとに可能性を感じる度合いが大きくなっています。

Sansan 鈴木さん:私はもともと制作会社でWebデザイナーとして働いていました。受託の仕事はどうしても納品して終わりというサイクルがあり、仕事がルーティン化してきていると感じることがありました。その時、デザイナーとして1つのプロダクトに向き合ってみたいと思ったのが事業会社を受けるきっかけでした。Sansanで面接を繰り返していくにつれて、面接官が発する熱い言葉から会社のビジョン・ミッションに対する思いが伝わってきました。また、本当に新しいものを作ろうとしている会社だという点に惹かれ、最終的に入社を決めました。会社のミッションを実現するための手段としてSansanプロダクトの開発に携わってきましたが、まだまだやりたいことはたくさんあります。これまで築いてきた土台の上で、これからさらに新しい可能性を拓いていきたいです。

Sansan 上原さん:私ももともとは受託の制作会社で働いていました。最初Sansanは名刺管理の会社だと思っていたのですが、今の代表である寺田と話をする中で、「名刺の先には名刺を持つ人がいて、その先には会社がある。うちは、人や会社のデータベースを社内にどう構築していくか、そんな世界をつくっている」という話をされました。また、当時Sansanには競合と呼ばれるような会社がほとんどありませんでした。なので、自分たちが進めているこの体験設計や価値が正しいかどうかもわからない。でもそれをやりがいと思えるんだったらうちの会社には合っていると言われて。私はそこにすごいワクワクを感じ、入社を決めました。その時に掲げたことは特にないのですが、この6年間、Sansanの世界観を理解し、それをどう形作っていくかに必死に向き合ってきました。「オンライン名刺」という新しい概念を市場に提供しようとしている今、私たちはSansanの第二の創業フェーズにいるような気がしています。

左上:NTTコミュニケーションズ 田中さん、右上:NTTコミュニケーションズ 武田さん、左下:Sansan 鈴木さん、右下:Sansan 上原さん

【会場からの追加質問】 プロダクトマネージャーとプロダクトデザイナーの評価軸はどのように棲み分けをしていますか?

NTTコミュニケーションズ 武田さん:すごく難しいですよね。デザインの仕事って最後はビジネスやお金に繋がるべきだと思うのですが、そこが判断しづらい。もちろん本人のスキルも評価の要因になると思うのですが、我々のデザイン組織はまだ全社6000人に対して30人という規模で活動しているので、社内にデザインの価値をどう伝えられたのか、それがどう波及・影響したのかという点も重要な評価軸になっていると思います。プロダクトマネージャーとプロダクトデザイナーの棲み分けは、僕は正直あまり明確にできていなくて、僕自身デザイナーですがプロダクトマネジメントも一部行っています。

Sansan 鈴木さん:我々は「ミッショングレード」という独特な評価制度を持っています。ここでは各人にグレードを振っていくのですが、「こういうことができるからこのグレード」というものではなく「この人にはこれぐらいの期待をかけられそうだからこのグレードをつけよう」というものです。例えると、プロ野球選手の先払い制のような感じです。つまり、マネージャーが「おそらく近い将来これぐらいの役割を担えるであろう」という期待を各人にかけ、半年とか1年かけてそこに持っていくという形でキャリアを作っていきます。その期待に応えられたかということが評価の軸になるので、プロダクトマネージャーでもプロダクトデザイナーでも、全てのポジションでミッショングレードという評価方法は共通しています。違うのは、背負うミッションサイズです。

最後に各社からひとこと

NTTコミュニケーションズ 田中さん:KOELはデザイナーが30人とまだまだ少ないのですが、これからどんどん増えてくるかなり面白いフェーズにあります。是非ともみなさん興味があればご連絡していただければと思います。

関連リンク
NTTコミュニケーションズのデザイン組織「KOEL」
Webサイトはこちら
noteはこちら

Sansan 上原さん:応募を検討する前にまず、私たちを理解して働くイメージを持っていただきたいなと思っています。最近は、noteになるべく働くイメージが沸くような内容の記事を書いたり、Speaker Deckに僕らの組織を知れるような資料を公開しているので、それを見ていただいてイメージが湧いて面白そうだと思っていただいた人にぜひ来ていただきたいです。

関連リンク
Sansanプロダクトデザイナーのnoteはこちら
◆Sansanプロダクトデザイングループの紹介スライドはこちら
Sansanのクリエイターをつなぐプロジェクト「Juice」のポートフォリオはこちら

最後に

以上、SansanさんとNTTコミュニケーションズさんに「各社が考えるプロダクトデザイナー」について伺いました。ユーザー中心であり続けることが求められる事業会社だからこそ、プロダクトデザイナーに期待される役割も大きいことが感じられました。

ReDesignerは、デザイナー向けのキャリア支援を行っています。 様々な領域の企業と連携し、企業とデザイナーの間で適切なマッチングを行います。今回の登壇企業に興味のある方やキャリア相談をしたいデザイナーの方は、お気軽にこちらからお問い合わせください。

❏ 株式会社Sansanの求人はこちら
https://redesigner.jp/jobs/Jdc027ac1b0d1a5ded821fb88c7f58c46

❏ NTTコミュニケーションズ株式会社の求人はこちら
https://redesigner.jp/jobs/J318706e617b204c5a96d176b0063b4a9

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この記事を書いた人

ReDesigner

ReDesignerは、デザイン会社によるデザイナー向けのキャリア支援サービスです。 企業とデザイナーの間に入り、独自のオンラインアンケートや面談を通じて、 デザイナーの特性やキャリアの指向性を理解した上で適切なマッチングを行います。単純に紹介をするだけでなく、デザイナー特化型の求人票も用意しており、デザイナーが働きやすい環境設計も支援します。

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