
「幸せの、ちから」というブランドスローガンを掲げ、一人ひとり異なる幸せに、「くらす」「はたらく」「環境」の領域で答えを出していく、7つの事業のチカラを合わせ、あなたの幸せをつくり続けていくパナソニックグループ。家電というイメージも強いかもしれませんが、自動車関連のデバイスやエンターテイメント&コミュニケーション機器など事業は多岐に渡ります。
「ユーザー目線に根付いたデザイン」を貫き、人々のより良い暮らしを目指すパナソニックグループ。「いかに暮らしを良くしていけるか、世の中をより良くしていけるかを、自分ごとのように考える組織ですね」という言葉が取材でも出てきました。今回は、それぞれの所属でUI・UXデザイナーとして働く魅力や、どんな人たちにパナソニックに集まってほしいかを平 広武さんと久野 敬子さんに伺いました。
平 広武(Hiromu Taira)|シニアデザイナー
所属:パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社 UIデザイナー
経歴:2018〜 HDDレコーダー DIGA / 組込ソフト・アプリ UIデザイン担当
2019〜オーディオ機器 Technics / アプリ UIデザイン担当
2020〜メンバーシップアプリ CLUB Panasonic / アプリ UI・UXデザイン担当
2021〜デジタルデザインシステム / キービジュアル・アイコン デザイン担当
2022〜高齢者向け新規事業提案 / アプリ UI・UXデザイン担当
久野 敬子(Keiko Kuno)|シニアデザイナー
所属:パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社 UIデザイナー
経歴:2012~ カーナビ・車載機器 UIデザイン担当
2018~ カーナビ・ディスプレイオーディオ・車載機器 / 産業機器 UIデザイン担当
2021~ カーナビ・ディスプレイオーディオ・車載機器 / アプリ UIデザイン担当
久野さん:私は、自動車関連のデバイスを開発・製造・販売するパナソニック オートモーティブシステムズ株式会社に所属しています。そのなかでも、カーナビやディスプレイオーディオなど車載機器の「HMI(Human Machine Interface)」に関わるUIデザインを担当しています。ユーザーが運転中に迷わず操作できるよう安心・安全を確保した分かりやすさ、使いやすさに考慮した操作画面をデザインする役割を担っております。またカーメーカー様ごとの車両の特徴を捉え、カーインテリアにマッチしたデザイン提案・制作をしています。
平さん:AV機器やデジタルカメラ、コミュニケーション機器を開発・製造・販売しているパナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社でUIデザインを担当しています。
仕事内容で言いますと、1つはアプリケーションのデザインです。例えば、「CLUB Panasonic」というメンバーシップアプリのUI・UXデザインを制作しました。商品登録したパナソニック家電を使いこなすための情報が載っていたり、家電について聞きたい時に相談できるアプリケーションです。

※画像は開発初期のイメージになります
もう1つは、高齢者の健康増進を目的とする新規事業提案を現在担当しています。健康的で自発的な運動を促すため、屋内に居ながら外で散歩をしているような体験ができるサービスです。
実施したユーザー検証を踏まえて、サービスの体験を設計し、プロトタイプの制作・実装をしています。
ワイヤーフレームに沿ってグラフィックを考える仕事もある一方で、サービスの利用中に、ユーザーがどんな感情を抱くか体験の設計もしています。
久野さん:2年前にパナソニックグループが事業会社制(持株会社制)に移行した際、パナソニックのデザインセンターよりオートモーティブシステムズ社へ異動となりました。もともとデザインセンターで車載関連のデザインを長年担当しており、私自身、車が好きだったため異動が決まった際はとても嬉しかったです。カーメーカーのデザイナーではありませんが車に関わる部分のデザインができ、カーメーカーのデザイナー様とディスカッションする際はとてもワクワクします。また自分のデザインが車に搭載された際はとても嬉しく思います。この場所に辿り着いたことは運命ですね!!
平さん:私は日々の暮らしを良くしたり、便利にしたりすることに興味があり、パナソニック エンターテインメント&コミュニケーションに入社を決めました。キャリアとしては、グラフィックデザイナーとしてロゴやウェブの制作をした後に、デザイン事務所でUI制作の経験を積みました。前職では、スキルを上げることはできるのですが、製品のアップデートやメンテナンスなどはできず、納品して終わることが多かったです。一方で、弊社の商品は多くの人に使ってもらえていて、長く携わることができる。さらに、生活をより良くするパワーも感じて、入社をしました。
平さん:やりたいものがあって手を挙げたら、柔軟に考慮してアサインしてくれます。私は入社前から、オーディオプレイヤーの音量や設定をスマホで操作するためのアプリケーション「Technics Audio Center」に対して、「こうすると使いやすそう」「デザイン的にもここを変えたい」など課題を感じていました。入社時にTechnics Audio Centerは担当ではなかったのですが、やらせてくださいと手を挙げて、挑戦させてもらえました。
平さん:先ほどもお伝えした高齢者の健康増進を目的とする新規事業提案が印象に残っています。アプリのスタイリングだけでなく、どうやったらユーザーにとって良い体験になるか、そもそもニーズはあるかを検証することから関われて、面白かったです。
あとは、実証実験の際に、「ありがとうございます」と泣いてお礼を言ってくれた方がいて。ある程度どういう部分が喜んでもらえそうか仮説を立てていたのですが、そこまで感動してもらえるとは思っておらず、嬉しかったですね。
また、「なんでこんなにも感動してもらえたんだろう」と体験を考え直すきっかけにもなりました。偶発的な要因も関係していると思うので、それらも分析して、体験設計に組み直していきました。そうやって、上流からユーザーのことを徹底的に考えられることが、新規事業の醍醐味だなと思います。

平さん:そうですね。入社した時から、「お客様の生活をより良くするため」という想いの強さを感じています。以前、ある会議で、「こっちの案のほうが儲かるのではないか」という考えを共有してしまったことがあります。その際に、すぐにメンバーから「それはお客様を騙すようなことになるからやめましょう」と指摘をもらい、ハッとしました。お客様に真摯に向き合うような文化が組織に根付いているなと思います。
久野さん:1つは、バイクのメーターデザインを提案したときですね。初めてバイクのメーターデザインを担当したので、市場調査と勉強のため販売店舗を複数巡り、販売員さんにバイクの種類やアナログメーターとデジタルメーターの違い、表示される機能について親切に教えていただきました。また、ターゲットの地域はアジアだったため現地の開発メンバーと地域特性を調査し、デザインに盛り込みました。調査内容からデザインについてストーリー仕立てで提案したところ「今すぐうちのチームに入ってほしい!素晴らしい!地域特性を盛り込んだ点が凄いね。」と褒めていただき、飛び跳ねそうなほど喜びました。初めての試みでしたがチーム一丸となって提案できたことが何より嬉しかったです。
もう1つは、一番初めにカーナビのデザインを担当した頃の出来事です。従来のカーナビは、黒いディスプレイに黒いボタンがあるだけで、メニュー画面ももっと工夫ができるなと感じていました。そのため、私が担当に決まった時に、女性ならではの視点を盛り込んでみてはどうかと考え「優しい色使いや形状を用いたテイストのデザインにしよう!」と思い、今までにないグラフィカルなデザインを提案しました。
また、キャラクターを取り入れたデザイン提案にもチャレンジしてみました。カーメーカー様から「デザイナー変わった?今までの提案と違って面白いな~。どれも良いね。」とコメントいただいたときは、とても嬉しかったです。
久野さん:デザイン提案の際は私の想いが詰まったデザインを自信を持って提案させていただけております。いくつかデザインを作って上司やメンバーと検討するのですが、私の中ではどのデザインが良いか決まっていることが多く……。他のメンバーと意見が異なっても「こっちのデザインが推しです!」っていうことも多いですね(笑)。
もちろん、ユーザーが求めているものを徹底的に調査したうえですが、自分が良いなと思ったデザインを提案できる環境だと思います。

久野さん:私はカーメーカーのデザイナーではないのですが、カーメーカー様とは違う角度で想像を超えるデザインを提案するよう心掛けております。そこに関するプレッシャーと難しさは日々感じています。
だからこそ、提案した時に「こういうのは思いつかなかった」「このデザインイイね!」とコメントをいただいた際は自信に繋がっていきますね。あとは、クライアントとの信頼関係も徐々に築けてきたなと感じます。
私だけでは、このプレッシャーや難しさに立ち向かうのはハードルが高かったなと思います。そんな中で、失敗を恐れずに良いデザインを提案できるのはチームメンバーのおかげだなと感じています。メンバーの人たちが協力して意見を出してくれるからこそ、良いデザインが作れていっています。
久野さん:心を動かせるほどの情熱を持っている人が多いように思います。例えば、カーナビ開発では長きに渡り一緒に取組んでいるメンバーが多く、同じ開発の目標があるため熱い議論になることもしばしばあります(笑)。それくらい想いが強く、知識が豊富な人たちが集まっているんだなと感じています。もちろん、開発以外に趣味のことも楽しくコミュニケーションを取れる方が多いです。
平さん:良い意味で公私混同をしている人ばかりですね。カメラをデザインしている人は、プライベートでも趣味で写真を撮影したり、動画をYouTubeでアップしていたりします。仕事でも、私生活でも、担当しているものに情熱を注いでいる人が多いです。
久野さん:いろいろなことに対してアンテナをはり、好奇心を持てる人が求められている気がします。カーナビや自動車にとらわれず、「これを掛け合わせると面白そう」と他業界からアイデアを持ってこられる人もいいですね。私も他業界の方々と知り合いになって、一緒に何かしませんかと持ちかけるようになっています。ありがたいことに他業界とのコラボは自由にやって良い風土です。私も楽しみながらプロジェクトをはじめ共通趣味の有志の会を楽しみながら進めています。一緒にワクワクを創りたい方、お待ちしております。
平さん:嘘をつけない人がいいですね。ユーザーにとって本当に良いものを提供するのに、真摯に向き合える人がいいなと。一方で、遊び心も大事だなと思っています。私たちの事業領域は趣味や生活を豊かにする領域だからこそ、遊び心を持っていろんなことにチャレンジできることは重要。真面目だけど、余白もある。そんな人と働けたらなと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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この記事を書いた人

辻野 結衣
関西大学政策創造学部卒業後、株式会社インクワイアに入社。2023年4月に独立し、企画・執筆・編集を手がける。関心領域は、市民と政治、テクノロジー、文化など。
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