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フィンテックでなめらかな社会を創る。メルペイデザイン組織の今とこれから

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インタビュー

2022/9/22

フィンテックでなめらかな社会を創る。メルペイデザイン組織の今とこれから

株式会社メルペイ(以下メルペイ)は「信用を創造して、なめらかな社会を創る」というミッションのもと活動している会社です。メルカリでの売買などを通じて得た独自の信用情報に基づいてお金を自由に使えて、一人一人のやりたいことが叶う社会の創造に取り組んでいます。

今回インタビューしたのは、 プロダクトデザイナーの高山さんです。これまでのキャリアや、デザイナー・組織の現在やメルペイが描く世界について伺いました。

高山 遊(Yu Takayama) |株式会社メルペイ プロダクトデザイナー 
広告制作プロダクションにてデザイナーのキャリアをスタート。インハウスデザイナーとして株式会社Origamiでブランド&クリエイティブ デザインに従事、トヨタファイナンス株式会社ではUXUI デザイン / ディレクションをメインに幅広い領域でデザイン領域を推進。
現在は株式会社メルペイのプロダクトデザイナーとして、メルペイの体験すべてに関わる領域のデザインを担当している。

フィンテックの奥深さに惹かれてメルペイへ

──経歴や、メルペイとの出会いについて教えてください。

デザイナーとしてキャリアをスタートして18年ほど経ち、メルペイは5社目になります。
1社目は広告系の制作会社で、雑誌広告や新聞広告など紙媒体をメインにデザインをしていました。2社目はデジタル系に強い広告制作会社で、プロモーションサイトを作ったり、企業のウェブサイトを作ることが多かったですね。

3社目の株式会社Origamiに入社してまもなく、オフライン決済の事業を拡大することになり、そのクリエイティブをメインにコーポレート採用周り、ブランドに関わることなどアプリのUI以外のデザイン全般に携わりました。その後金融系の2社目としてトヨタファイナンス株式会社に転職しました。アプリのプロダクトデザイン、webデザイン、そしてロゴなどのグラフィックまで様々なデザイン領域に関わり、さらにプロモーションに対して意見を求められたりと、ディレクションに近いことも行っていました。

その後、もっと自分に身近なサービスに関わりたいなと思っていたタイミングでメルペイに入社を決めました。CtoCのマーケットを扱う独特なフィンテックで面白いなと思ったことが決め手でしたね。金融系の会社でデザイナーとして働くのは大変なこともたくさんありますが、それが面白くて、チャレンジのしがいがあると感じています。

──キャッシュレス決済のデザインの面白さについて教えてください。

支払うという行為自体をデザインするというのが面白い部分でもあり、難しい部分でもあります。人がものを買うという欲求がなくならない限り、「支払う」「取引する」体験自体はなくならない。しかし、お金を支払う手段が現金からカード、そしてアプリに変わっていく瞬間、支払うという体験はガラッと変わると思うのです。

メルペイに限らずフィンテック系で働いている方の頭の中には、「どうやって現金より使い勝手の良い体験を提供できるか」という課題が常にあると思っています。コード決済の歴史はまだまだ浅く、浸透させていくために現時点では、新規ユーザーのキャンペーン合戦になっていて、体験が良いからというよりポイントがもらえるから使う、という動機なのかもしれません。これからどんどん進化して、体験の快適さによって定着してほしいですし、そのための伸び代がたくさんあります。現金の歴史と比べれば、キャッシュレス決済はまだまだ未知の領域でワクワクしますね。

──キャッシュレス決済のデザインを行っていて、難しさを感じる場面はありますか?

フィンテックはどうしても難しい言葉が多くなりがちです。それをどこまでライトに、使ってもらいやすくするか考えるのはやりがいがありますね。

日本と比べて海外のフィンテックは、難しい言葉を削ってライトに見せたり、若い人に使ってもらうためのアプローチが活発です。メルカリは日本の会社ですが、お客さまに身近な存在として感じられたい会社です。海外の視点を取り込みながらそのポジショニングを活かせば、新しい日本のフィンテックを作っていけるのではないかと思っています。

ちょうど今日、「支払う」と「清算する」の使い分けについて話していました。ものを買うとき、一般的に「支払う」という言葉を使いますが、後払いの時はなんとなく「清算する」を使いますよね。それを使い分けるとすると、「清算する」という言葉は「支払う」と比べるとすごく硬い印象だな...と。お客さまの状況に応じて、どんな言葉が一番適切かを考えるだけでもすごく難しいです。どうすれば一番わかりやすく伝えられるか、難問を解いている感覚です。「なめらかな社会を創造する」という企業理念の通り、言葉一つをとっても引っかからないシームレスな体験設計をめざして目の前の課題に向き合っています。

また、デジタル上で「お金を使っている感覚」をどう感じさせるかについても課題を感じています。車などのプロダクトは、それをみるだけで用途はわかりますが、QRコードを表示しただけでは何の用途かわからないですよね。今後、財布やスマホいらずで支払いができるようになったとき、売買のコミュニケーションをどうやって取るのだろうかと考えることがあります。「お金を使っている感覚」や売買のコミュニケーションの取り方については、まだ考えるべきこと、やるべきことがたくさんあるなと感じます。

──メルペイとして、お客さまに届けたい価値は何ですか?

メルカリを使うお客さまにとって使い心地の良い、「拡張されたお財布」を目指しています。
現在、メルカリではお客さま同士の取引の間に新しい価値が生まれています。自分には不要ですが、違う人にとってはすごく嬉しいものになる。その際、お客さまの価値と交換・取引する仕組みとしてメルペイのプロダクトがあります。ある時には支払手段として、またある時には自分が欲しい物があるときに手助けしてくれるお財布として、お客さまのニーズに合わせて拡張される形になるといいなと思います。

また、物と物が循環する際「お互いを信用する」という価値が生まれますよね。これも大事な情報となり、それはお客さまへの大事な与信になるものだと思います。そういったものを管理するのもメルペイプロダクトの重要な役割です。

さらに、せっかくお財布がデジタルになったのですから「楽をしたい」「ちょっと楽しみたい」という要望に応えるいろいろな付加価値が提供できるとも思います。実際に今みなさんが使っているお財布は、自分にとって使いやすい大きさや形状のものを気に入って使っていらっしゃいますよね。そんな風に、お客さま一人ひとりに馴染みの良いお財布になるといいなと思います。

なめらかな体験をつくる、メルペイデザイン組織

──メルペイのデザイン組織について教えてください。

僕たちは「なめらかな体験を作る」ために、体験の改善を積み重ねるのが基本的な役割です。そのために毎日ミーティングを行い、コミュニケーションをとって認識を合わせるようにしています。個々の役割や特性はそれぞれありますが、考え方や方向を揃えることはとても大切ですね。

特徴的なところは、お客さまを第一に考え、UX自体を大切にする姿勢から、仮説検証を重要視している点です。2週間に1回の頻度でリサーチを行って、細かいことでもなるべくきちんと検証するようにしています。プロダクトが完成した後でも細かく検証して次に活かす姿勢が特徴的です。

プロダクトの新規開発・Growth・リニューアルをメインにメルペイの体験に関わるすべてのものに携わりデザインをしているので、まだまだやりたいことがたくさんあります。チームは少数精鋭のため、まだまだメンバーが必要だと思っています。

──プロダクトチームでは、どんな方がどんな役割を果たしているのでしょうか?

個々の特性が色々あるので、それを活かすチームになっていると思います。僕はシニアデザイナーというポジションなので、なるべくチームをリードしたり、全体を俯瞰してみていく役割を果たしたいなと思っています。他には、エンジニアとのコミュニケーションが円滑にできて、製作工程に入った時にとても頼りになる方。グラフィックレコーディングが得意で、話を聞いてすぐに形にすることができる方もいます。

これまでに経験してきた何社かと比べても、メルペイはデザインが関わる領域が広いことが特徴だなと感じます。メルカリは良い意味でまだまだベンチャー企業体質です。会議に参加し、要件定義を行い、ワイヤーフレームを作ってデザインして、実装まで行います。そのため、必然的に一気通貫したデザインに慣れたメンバーが多いな、とも感じます。

また、定期的に会社全体の目標値、チームでの目標値、個人での目標値を設定するのですが、その目標値は一貫しているので、自ずとして自分の価値発揮ができていれば企業の目標にも貢献している、という仕組みになっていることも特徴です。個人でも会社としても、幸せな形を目指せるような仕組みですね。

会社のバリューとして「Go Bold、All for One、Be a Pro」の3つを掲げていますが、デザイナーとして世にないものを創造するためには自ずとGo Bold、大胆な動きになります。また、お客さまに良い体験を届けるためには、社内のメンバーと統一された体験設計のもと動かなければなりません。そうなるとAll for One、皆で取り組む姿勢になりますよね。そして、専門職であるデザイナーはプロフェッショナルでなければならないと思います。Be a Proです。このバリューとデザイナーの親和性がとても高いのも、デザイナーがメルペイで自分の力量を発揮しやすい理由になっていると思いますね。

──メルペイのデザインチームは社内でどんなポジションなのでしょうか?

もちろん社内に重要ではない人はいませんが、かなり重要なポジションを任されていると思っています。メルペイは、全体としてお客さまの体験を重点的に考える会社なので、デザイナーが作る体験設計やアウトプットにすごく関心を持っていて、作り手をリスペクトしていていると感じます。さらに、デザイナーのことをただ手を動かす人たちではなく、体験設計から考える人たちだと捉えているので、一緒に作る感覚を持つことができています。実際に、文言を考えるだけでもデザイナーを呼んでくれたり、UXリサーチチームを中心に他の社員の方と一緒にUXを考えたり、もう社員全員デザイナーといってもおかしくないくらいです。(笑)その中でも、実際にアウトプットを出して議論を推進していくのが僕たちデザイナーの重要な役割かなと思っています。

メルペイの世界観をデザインの力で加えていく

──今後、メルペイのデザイン組織をどのようなものにしていきたいですか?

個人の特性を活かせるチームにしたいです。

デジタルプロダクトは「当たり前の品質」が当たり前になっているので、そこにプロダクトとしての個性、抜きん出る世界観を加えるフェーズに入っていると感じます。それを実現するには、デザイナーが自分の特性を仕事に反映していくことが必要なので、お互いの個性を尊重しあい、お互いが活躍の場を提供できること、そしてメンバーがのびのび自身の価値発揮をしてストレスなく仕事ができる環境を作りたいと思っています。

また、せっかくチームで働いているのですから、「ここは〇〇さんに任せよう」とか、「ここは自分が得意だからやらせてもらおう」とか、そういった柔軟な働き方ができるとより心理的安全性高く仕事ができたり、強みを活かすことで事業に深く関われたりするのかなと思いますね。

──現時点でデザイン組織に足りないのはどんな要素でしょうか?

今はまだ、プロダクトごとで縦に柱が立っている感じがして、横の繋がりがあまりないのが課題です。今後もメルカリを体験するお客さまに対して、メルペイとしてどう最適化された体験を提案できるかが重要ですね。UIUX領域が得意で全体を俯瞰できる方がジョインしてくださると助かります。

──最後に読者の方にメッセージをお願いします。

メルカリもメルペイもまだまだ新しい会社で、発展途上です。デザイナーの仕事がたくさんあり、作って見せることが会社として重要視されている環境です。一緒にものづくりを楽しみ、デザイナーとしての価値を発揮したい方、ご連絡お待ちしております!

編集部より

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この記事を書いた人

ReDesigner

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