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UIから空間まで。多領域のプロと1ピクセル単位でこだわり、No.1のデザインをつくる。LINE CREATIVE CENTER

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インタビュー

2023/1/27

UIから空間まで。多領域のプロと1ピクセル単位でこだわり、No.1のデザインをつくる。LINE CREATIVE CENTER

※この記事は、2023年10月の会社合併以前の記事であり、記載されている情報および役職は当時のものとなります。

IT企業において、インハウスデザイン組織をもつことは珍しくなくなってきましたが、プロダクトデザインやブランドデザインのみならず、空間デザインやモーションデザインなど、ソフトウェアデザインの範囲を超えて自社でまかなっている組織は多くないでしょう。

LINE CREATIVE CENTERは、ソフトからハードまで約100人のデザイナーが所属する、LINEのクリエイティブを担うインハウスデザイン組織です。

なぜ、インハウスにこだわるのか。LINE CREATIVE CENTERだからこそ経験できることは何か。そして、新卒で入る魅力とは。

クリエイティブ戦略チームの中谷豪さん、プロダクトデザイナーの清内愛華さん、リュウギョンアさん、BXデザイナーの北川尚生さんにお話を伺いました。

中谷 豪(Go Nakatani)|
受託制作会社を経て、2008年livedoorに企画職として入社。その後、デザイナーへと転身しブログやECなどの各種サービスを経験。
UIデザイナーを経て現在はクリエイティブセンターにおいて社内外のコミュニケーションやPR、採用関連業務を主務として担当。

清内 愛華(Aika Kiyouchi)|
受託制作会社を経て、2019年にUIデザイナーとして入社。 様々なFinancial サービスに携わり、現在はポケットマネーに関わるサービスのメインデザイナーを担当している。 

柳炅我(Ryu Kyoungah)|
韓国での就職、日本での留学を経て、2020年にプロダクトデザイナーとして入社。現在はLINEマイカードに関わるデザインのメインデザイナーを担当している。

北川 尚生(Nao Kitagawa)|
2019年に新卒でBXデザイナーとして入社。ブランド体験を作るデザイナーとして様々なジャンルの業務に携わっている。

UIから空間まで、インハウスにこだわる理由

— まずは、LINE CREATIVE CENTERとはどんな組織なのか教えて下さい。

GOさん:多様かつミクロな専門性を兼ね備えたデザイン組織です。LINE及びLINE関連のアプリ、Webサービス、広告、ノベルティ、空間デザインなど幅広いクリエイティブ制作を担当しています。

LINEにとってデザインの本質は課題解決です。LINEのデザイナーに求められるのは、ただ美しいもの、斬新なものをつくることではありません。課題の本質を見極め、誰よりもユーザー視点に立つことです。

現在、LINE CREATIVE CENTERには大別すると七つの部署があり、そのもとに100名強のデザイナーが所属しています。能力が認められれば新卒2年目、3年目であってもリードのデザイナーとして抜擢される機会があります。

デザイナーの役職はサービスのUI/UXやマーケティング系のデザインなどを担当するプロダクトデザイナー、ユーザーの体験とブランド体験を設計するBX(ブランド・エクスペリエンス)デザイナー、2D/3Dのモーショングラフィックを制作するモーションデザイナー、実写映像の制作・監修を担当する映像ディレクター、オフィスやポップアップストア・イベント会場などの空間デザインを担当するスペースデザイナーの五つ。

これらデザイナー職に加えて、LINE CREATIVE CENTERの組織作りや文化醸成を担当する、クリエイティブコミュニケーションチームやクリエイティブ戦略チームが存在します。

— モーションデザイナーやスペースデザイナーなど、IT企業のインハウスデザイン組織としては職種の幅が広いですが、その理由を教えてください。

GOさん:共通したブランド体験と各サービスに最適化されたユーザー体験の両方を一貫して提供したいと考えているためです。

私はインハウスデザイナーの方が、ブランドに対する理解や関わるプロダクトへの愛情を深く表現できると考えています。外部パートナーの方に依頼する場合はブランドについてのインプットが都度必要ですし、インハウスデザイナーのほうがブランドに触れている時間は必然的に長くなるはずなので、それがデザインにも反映されると思っています。 

また、LINE CREATIVE CENTERのデザイナーはデザインの方向性が決まる前、企画の段階から一緒に議論します。LINEのデザイナーはそこまですべきだと考えています。

このような自社への理解度の深さと制作プロセスの関係から、私たちはどのようなデザインであっても、インハウスにこだわっているんです。

細部へのこだわりを生み出す様々な制度

— LINEのクリエイティブはノベルティ一つとっても、総じて高いクオリティを担保されています。一体どのようにそのクオリティを担保しているのでしょうか。

GOさん:その理由は大きく三つあると考えています。

一つ目は、専門性を重視した採用。LINE CREATIVE CENTERでは、プロダクトデザイナー、BXデザイナー、モーションデザイナーと、最初から役割を分けています。それは、新卒でも同じです。

なぜなら、スペシャリストの協業によるアウトプットの方が、質が上がると考えているためです。これは、LINEの規模感だから可能な採用方針かもしれませんが、裏を返せば私たちの強みでもあります。

二つ目は、Perfect Detailsという考え方。これは、LINE STYLEという11項目の「LINEらしいやり方・考え方」のうちの1つです。

LINEのデザイナーに第一に求められるのは課題解決ですが、だからといってアウトプットが大雑把でよいわけではありません。世の中のNO.1のサービスは必ず細部までこだわっています。だから私たちも、重ね合わせないとわからないような、1ピクセルの違いまで手を抜きません。事業会社だから可能な手段ですが、細部までこだわり抜くためにスケジュールを多少後ろ倒しにすることも。デザイナー全員がこのマインドを大切にしているからこそ、質の高いアウトプットが生まれていると思います。

三つ目は、デザインスキルを高める様々な社内制度。

まずは、CREATIVE CAMP、CREATIVE CLASS、CREATIVE CLUBの三つで構成される研修・教育制度について説明します。

CREATIVE CAMPは、新卒社員のコミュニケーションを活性化するプログラムです。新卒社員同士だけではなく、先輩デザイナーや組織にもいち早く馴染み、デザイナーとして能力を最大限に発揮できるようにサポートを行います。

CREATIVE CLASSは、デザイナー個々の成長のため、社外のクリエイターを招く講演プログラムです。実務的・実用的なクリエイティブに関する内容はもちろん、刺激やインスピレーションを得る、あるいはマネジメントなど、様々なテーマを学び、成長に活かせます。

CREATIVE CLUBは、様々なテーマを学び、刺激やインスピレーションを得て、成長に活かせるものになっています。

最後は、社内アイデアコンペ「CREATIVE IDEA PROJECT」です。通常業務とは別で業務時間中に時間を見つけて企画を作成し、LINEで実行することができる新しいサービス・プロセス・組織文化など、自由に発表します。自分のデザインスキルを事業とは異なる形で試す機会として用意しています。

このような制度が、高いクオリティのアウトプットを支えていると考えています。

事業会社でも業種を横断してプロダクトデザインに携われる

— 続いて、皆さんの入社した背景や今やっているお仕事についてぜひお伺いしたいです。まずはプロダクトデザイナーのお二人、ギョンアさん、愛華さんからお願いします。

ギョンアさん:私は2020年4月に入社しました。今は、LINEマイカードのメインデザイナーとして、サービスの企画からUIの改善、サービスに関連したイベントの企画・運用まで関わっています。

LINEに入社する前は、韓国の医療機器メーカーで働いていました。しかし、前職は医療分野だったので、デザインに対する裁量権が少なかったことと、切磋琢磨できるデザイナーが少なかったことから転職しようと考えていました。LINEに転職を決めたのは、サービスのカバーしている業種の広さと、直感的にデザインへの高いこだわりを感じたからです。使っていてストレスフリーで、シンプルなデザインに惹かれました。

LINEで働く一番の魅力は、やっぱり誰にとっても身近なサービスに関われることです。自分が作ったサービスを当たり前に友人が使っていて、フィードバックももらおうと思えばもらえる機会は貴重だと思います。

— ありがとうございます。続いて、 愛華さんお願いします。

愛華さん:私は2019年にプロダクトデザイナーとして中途で入社しました。現在はLINEポケットマネーというサービスをメインで担当しています。

前職は広告代理店にいて、クライアントワークを中心としたWebデザイナーとして働いていました。私もギョンアさんと同じで、LINEのデザインのクオリティの高さが、入社したいと思った理由の一つです。特に影響を受けたのが、LINE Pay。ファイナンシャル系のサービスなのに、シンプルでオシャレなUIが印象的でした。また、その展開スピードの速さにも驚かされましたね、リリースしてから、あっという間に自分も使うサービスになっていました。 

ー前職の広告代理店と比べて、LINEの魅力はどんなところでしょう。

愛華さん:ユーザーファーストでデザインできることが一番の魅力です。クライアントワークの場合、作って終わりだったり、クライアントの都合でデザインを変更せざるを得ない場面がありますが、LINEでは常にユーザーファーストを貫き、サービスを通して継続的にユーザーと関わることができる。

また、多様な領域のサービスに関われることも魅力ですね。業界をまたいでデザインできるのは代理店の魅力の一つだと思いますが、LINE自体が多領域のサービスを展開しているので、同じように様々なジャンルのサービスに携われるのも良い点だと思います。

どんなデザインであってもハイクオリティなことに惹かれた

—次は新卒で入社されたBXデザイナーの北川さんにお話を伺いたいと思います。なぜLINEに入社を決めたのでしょうか。

北川さん:私は元々大学でインダストリアルデザインを学んでおり、就活ではメーカーを中心に見ていました。そのため、いわゆるIT業界は全く見ていなかったんです。就活を進める中で、ただものをつくるだけより、そもそもどんなものをつくるのか企画の部分から携われる仕事をしたいと思うようになりました。

LINEを知ったのは、その頃です。たまたまLINEの京都オフィスオープンを記念して作ったプロモーションムービーを見たんです。その中で、社員用のノベルティグッズが出てきたのですが、自社社員に配るだけにもかかわらず、高いクオリティのアウトプットで思わず目を惹かれました。ノベルティに対してですらデザインの投資をするのであれば、他の仕事でもきっとデザインに力を入れているに違いないと思い、選考に進みました。

— BXデザイナーとして具体的にどんな仕事をしているのでしょうか。

北川さん:サービスのロゴやアイコン、イベントのノベルティなど、LINEのブランドイメージをつくるクリエイティブづくりにコンセプト制作から関わっています。ただ考えるだけでなく、自分で手を動かすことも多いですし、展開が必要な場合はガイドラインなどの制作も行います。

— BXチームにはどんなバックグラウンドの方が多いのでしょう。

GOさん:経歴としては美大卒の方がかなり多いですね。私達がグラフィックデザイナーとかパッケージデザイナーというふうに名乗らず、BXと名乗っているのは、制作物はあくまでもブランド体験を伝える手段でしかないと考えているからです。そのため、実現したいブランド体験には何が要るのかを考えて、ポスターが必要ならポスターを作る、ノベルティが必要ならノベルティを作るということになります。

北川のようにプロダクトデザインがベースの人もいれば、グラフィックデザインがベースの人もいるし、3Dで立体をつくるのが得意な人もいます。何をつくるのかよりは、ブランド体験をつくることが一番大切。そのため、色々なバックグラウンドをもった人たちが集まっています。

毎週100人以上のデザインのアウトプットに触れられる

— LINE CREATIVE CENTERに入ってよかったと思うこと、成長したと感じることについて聞かせて下さい。

ギョンアさん:ユーザーファーストのシンプルなデザインを作れるようになったことです。入社当時は自分がよい・綺麗と思うデザインをすることが多かったのですが、先輩からのフィードバックを通して、ユーザー視点のデザインを徐々に作れるようになっていきました。

— ありがとうございます。 愛華さんはいかがですか?

愛華さん: LINE CREATIVE CENTERでは、毎週、アウトプットや調べたことをチーム全体にシェアする週報制度があるのですが、様々なデザイン領域の最新トレンドや他のチームが作っているデザインを見れることは本当に貴重だと思います。

GOさん:補足すると、LINEは海外にもオフィスがあるので、日本だけでなく海外のトレンドも得ることができます。また、あまり明文化されていない「LINEらしいデザイン」がこの週報を通じて担保されていると思います。

愛華さん:たしかに、海外メンバーと気軽に意見交換できるのは魅力ですね。同じサービスでも文化の違いで最適なデザインが異なるため、様々な目線での情報、意見を得られるのはありがたいですね。

— 北川さんはいかがでしょう。

北川さん:提案するデザインに対する説明力が上がったことでしょうか。LINEでは提案一つに対して、膨大な数のリファレンスを集めます。競合が多い中でLINEのサービスが一番になるためには大量のリサーチとロジカルに説明できる力が必須です。なぜそのデザインでなければならないのか。リファレンス集めを通じて、プレゼン力が上がったと思います。

LINE CREATIVE CENTERなら、デザインを見る目が鍛えられる

— 最後に、LINE CREATIVE CENTER入る面白さについて教えてください。

GOさん:LINEはとにかくデザインを大切にしています。経営者たちも口を揃えてデザインの大切さを訴えていますし、先ほどのエピソードにもあったようにディテールにこだわり尽くす時間も与えてくれます。

一緒に働くメンバーもスキルの高いスペシャリストなので、専門的なスキルも伸びますし、

色々なサービスジャンルの知識やデザインのパターンも得ることができます。

本当にデザイナーとして働くにはこれ以上ない環境じゃないかなと僕は思っています。質の高いフィードバックとたくさんの情報によってデザイナーとしての基礎体力をつけるにはもってこいです。

— LINE CREATIVE CENTERをどんな組織にしていきたいですか。

GOさん:LINEのミッションである「CLOSING THE DISTANCE」の実現をクリエイティブの面でより一層サポートできる組織にしたいです。

また、デザイナーの視座も上げていきたいです。例えば、私たちがUI/UXデザイナーと名乗らず、プロダクトデザイナーと名乗るのもLINEのデザイナーにはUIやUXという役割を超えて、そもそもユーザーのために何ができるかを常に考えて欲しいからです。

ユーザー目線を大切にして、デザインの力で世の中をよくしていきたい。そんな思いがある方がいたら、ぜひ選考を受けていただきたいです。

編集部より

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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