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あしたのチームは、主体性をもって「0→1」を経験できる場。顧客に寄り添った付加価値を提供するための取り組みとは

働き手不足が叫ばれる昨今。優秀な人材を確保し、長く働いてもらえる環境をつくることは、企業にとってますます重要な経営課題となっています。そんな中、株式会社あしたのチームは「誰もが “ワクワク” 働ける世界を創る。」というビジョンを掲げ、人事制度の構築・見直しから評価業務のクラウド化、運用支援などを行っています。
2024年4月には、組織の成果を最大化するパフォーマンスマネジメントプラットフォーム「Cateras™(カテラス)」の提供を開始。長期的な人材育成を見据えた従業員の自律的な成長を、クラウドシステムとコンサルティングの2軸で支援しています。
同社はさらなる事業成長を見据え、デザイン組織の内製化やプロダクト開発におけるデザインプロセスの見直しなどを実施。社内の取り組みや、あしたのチームで働く面白さについて、UXデザイナーである吉田さんに伺いました。
吉田 航(Wataru Yoshida)|株式会社あしたのチーム プロダクト部 UXデザイナー
2010年ヤマハに入社。コンシューマーオーディオの組み込みソフトウェア開発、シリコンバレーでの事業開発を経て、帰国後はオーディオ製品のUXデザインを担当する。その後日産自動車にて、コネクティッドカーのシステム設計及びサービスデザインに従事。2023年11月よりあしたのチームにジョイン。
大学では情報工学を専攻し、音声や音の響きに関する研究をしていました。もともと音楽に興味があったことから、新卒では楽器や音響機器を手掛けるメーカーに入社して、コンシューマー向けオーディオ製品の組み込みソフトウェア開発を手掛けていました。そのため、キャリアのスタートはデザイナーではなく、ソフトウェアエンジニアとして従事していました。
その後、2016年から3年ほど事業開発のため、アメリカのシリコンバレーで仕事をする機会があり、そこで当時の最先端の開発やデザインプロセスを目の当たりにしました。また、現地のスタートアップ企業やベンチャーキャピタルで働く方とお話しする中で徐々に顧客視点でデジタルプロダクトやサービスをデザインすることに興味を持つようになりました。帰国後はオーディオ製品のUXデザインを担当していましたが、ハードウェアとしての製品だけでなく、ソフトウェアサービスを作ることに携わりたくなり、自動車メーカーに転職し、コネクティッドカーのサービスデザインを担当していました。
そこでは従来の自動車作りのプロセスに、サービスデザインに適したデザインプロセスを掛け合わせていくといった活動を行っていましたが、数年単位で手掛けていく自動車の開発スパンにあわせてサービスを作っていかなければならず、よりスピーディーかつ柔軟にデザインに携われたらと思い、転職を検討していました。これまではBtoC向けのハードウェア開発がほとんどでしたので、BtoB向けのソフトウェアを手掛ける企業を志向していたことと、市場や個別の企業を調査する中で、HR業界の市場規模は今後さらに拡大していくとと考え、最終的にあしたのチームに入社を決めました。

大きく2つ理由があります。一つは、デザイン組織の立ち上げに携われること。もう一つは、新規プロダクトである「Cateras™」の開発に関われることです。いずれも「0→1」のフェーズですが、デザイン組織をゼロから立ち上げたり、プロダクト開発に初期フェーズから携われる機会はあまり多くないので、とても魅力的に感じました。そういった環境で、自分自身がこれまで培ってきたスキルや知見を活かせるのではないか…と思ったことが、入社の決め手でした。

入社前からエンジニアやデザイナーの方々とカジュアル面談を重ねていたので、入社後に大きなギャップはあまり感じませんでした。みなさん、チームに貢献しようという思いが強く、人柄も柔らかい方々が多いです。
会社のフェーズとしても、組織やサービスを立ち上げている段階だからこそ、自分が活躍できる機会も多いと感じています。
主に「Cateras™」のUXデザインを担当しています。お客様に満足していただける価値や体験を設計し、ソリューションとして実際の機能に落とし込むことがメインのミッションであり、業務全体の6割ほどがこちらになります。
残りの4割ほどは、デザインプロセス自体の構築であったり、チームビルディングやデザイナーの採用活動も担当しています。将来的にはデザインを内製化できる組織を目指しています。今の組織フェーズだと、組織としてやるべきことがまだまだ多いので、落ちているボールは積極的に拾うスタンスでやっています。
現在、正社員で働いているデザイナーは、UXデザイナーの私と、UIデザイナー、リサーチャーの3名です。それに加えて、弊社のパートナーとしてGoodpatchさんから4名のデザイナーさんにもプロジェクトに参画してもらっています。進め方としてはパートナーさんも同じチームの一員として一緒に議論したり、ワークしながらデザインに取り組んでいます。
またデザイナーだけではなく、他の職種との協業も行っています。デザイン組織はプロダクト部に所属しており、他にプロダクト戦略チームや開発チームのメンバーもいますので、デザイナーはその間に立ってそれぞれと密にコミュニケーションを取りながらプロジェクトを推進しています。
社内においてもデザイナーに対する期待はとても高いです。体験設計を通じたソリューションに関してはUXデザイナーが最終的な責任を持ちますので、意思決定の場面も多い中で仕事をすることができます。代表もデザイナーへの理解がありますし、経営としての意見や視点がある中でも、現場の意見を尊重してくれていますので、働きやすくやりがいを持って取り組めています。
デザイン組織の内製化に向けて、現在は採用を強化しています。直近ではリサーチャーが新たに加わりました。これまでは単発的にしか行えていなかった市場や顧客の調査も、リサーチャーが参画することで、市場や顧客理解が飛躍的に上がりました。UX及びUIデザイナーもさらに増員して、新プロダクト開発を加速していきたいと考えています。直近数年でいうと、現状の1.5〜2倍くらいの人数規模になるイメージでしょうか。
また内製化の一例として、先に挙げたデザインプロセスの見直しも実施しています。従来のデザインプロセスでは、継続的な顧客調査やプロトタイプによるユーザー検証が実施できていませんでした。ただ、今後新機能の追加による付加価値の向上を目指す上で、顧客理解を深めることは欠かせません。顧客に刺さる価値を持続的に提供できるよう、短期的だけでなく中長期な視点も持ちながらリサーチャー、PdMとともにプロセスを再構築しています。将来に向けては実際に実践しながらアップデートを続けて、しっかりと組織で自走できるようにしていきたいと思っています。
はい。私たちが手掛ける「Cateras™」には、主に4つのタイプのユーザーが登場します。評価を受ける従業員と、評価をするマネージャー、それらを束ねる人事担当者、そしてクラウドシステム導入の意思決定をする経営者です。これまでは、それぞれの立場にいるユーザーが何を考えているのか想像しづらく、メンバー内でも認識にばらつきがありました。
そこで共感マップを活用したワークショップを通して、それぞれの人物像を可視化することで、解像度も高まり、認識のすり合わせもすることができました。共通認識を持った上で、顧客への価値提供を考えられる点においては、大きな成果の一つだと思います。

プロダクト部のミッション・ビジョン・バリューを考えるワークショップを開催しました。これらはプロダクト開発を行う上で拠り所になるものですが、これまでプロダクト部が掲げていたビジョンやミッションは曖昧な状態でもあり、一人ひとりが自分ごととして捉えることができていなかったんです。そこで、自分の考えや大切にしていること、あるいはチームで大切にしたいことを共有する場を作ろうとワークショップを企画し、デザイナーだけではなく、戦略チームや開発チームのメンバーにも参加してもらいました。
ワークショップを実施するにあたってはビジョンやミッションを掲げることがなぜ大切なのかを参加メンバーに事前に丁寧に説明することを重視しました。それは一人ひとりがやらされているのではなく、自分ごととして捉えて取り組むことに意義があると考えているためです。特に、チームで新しいプロダクトを作っていくという不確実性の高い状況においては、時には自分たちがどこに向かって取り組んでいるかわからなくなってしまったり、軸がぶれて迷ってしまったりすることもあるかと思います。チームで共通して理解している指針があることで、自分たちが取り組む意義ややるべきことに、常に立ち返ることができると考えています。
また、今回のワークショップでは、敢えて最終的なビジョンやミッションを一つに絞りませんでした。正解は一つではないというメッセージも意図して、一人ひとりの想いを尊重したいと思い、寄せ書きのような形式でまとめています。

顧客に対する提供価値を第一に考えながら、積極的に意見を出し合えるチームを目指していきたいです。プロダクトをより良くするために建設的な議論ができることはもちろん、デザイン組織や開発チームといった組織の枠組みを超えて活発に議論していけることも視野に入れています。部署を問わず横断的なチームとして、同じものを見据えて、より良いサービスを提供できたらと思っています。

新しいプロダクトの開発やデザインプロセスの見直しなど、0を1にするフェーズに携われることです。BtoBプロダクトを手掛けるインハウスデザイナーの一般的な役割でいうと、グロースや改善といった成熟しはじめたフェーズでの業務も多いかと思いますので、弊社のように立ち上げ期に関われるのは数少ないチャンスだと思います。0を1にするフェーズでのプロダクト開発や組織づくりに携われることは、入社前から魅力を感じていましたが、実際に手掛けてみると自分のこれまで経験を活かしながら主体的に進められるので、すごく面白さを感じています。
また、一般従業員やマネージャー、経営層といった、それぞれのユーザーが抱える課題に対し、どういった価値を提供していくのかを考えていく必要があるのは、HR業界ならではだと思います。弊社では、コンサルティングによる伴走支援や自律型人材を育成する講座を展開するなど、プロダクト以外のサービスも提供しています。プロダクト外において誰にどのような形で価値を提供するか検討することも、デザイナーが貢献できる業務だと考えています。顧客だけでなく、社内でもステークホルダーが増えることで難しさもありますが、デザイナーが活躍できる裾野の広さでもあると捉えるとやりがいも感じられると思っています。

他のチームと常に協業しながら業務を進めていきますので、チームとして成果を出したいと思っている方と一緒に働きたいですね。また、組織やサービスにおいて、改善すべき点はまだまだたくさんあるので、解決すべき課題を特定して、率先して取り組むことに前向きな方ともぜひチームを盛り上げていきたいです。
あとは、「Cateras™」というサービスは、「働く誰もが、主人公に」というビジョンを掲げ、自律的なチームを築くための仕組みづくりにチャレンジしています。そのビジョンやサービスそのものにも共感いただける方だと嬉しいです。
デザイナーとしてこれまで培われた能力も重要ではありますが、最も重要なことは、顧客を第一に考えられることだと考えています。私たちの仕事は、サービスを提供して終わりではなく、それらが本当に顧客に響いているかどうかまで観測する必要があり、それらを通じて更に顧客への価値に磨きをかけていきます。プロダクトづくりにおいてそういったところを大事にできる方だと望ましいですね。
弊社のビジョンは「誰もが “ワクワク” 働ける世界を創る。」ことです。私自身も入社以来、未経験な業界で未知の課題にチャレンジしていくことに、難しさを感じながらも、解決の糸口が見えた時にはとてもワクワクしていますし、ビジョンを目指すに当たってまずは自分自身やチームメンバーがワクワクして仕事をすることを大切にしたいなと考えています。メンバーを巻き込みながら、チームでより良いサービスを提供したい方や、一緒にワクワク働ける環境をつくりたい方、まずはカジュアルにお話させていただけたら嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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この記事を書いた人

大畑 朋子
1999年生まれ、神奈川県出身。フリーランスライターとして、ベンチャー・スタートアップのイベントレポート、プレスリリース、コラム記事の作成など広報の一部を担う。興味・関心はビジネス、AI、お茶など。
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