中途・新卒デザイナー採用ならReDesigner

>

ReDesigner Magazine

>

新しい価値を生むCommunityのデザインとは【コミュニティー×デザイン】ReDesigner Social Impact Day   

https://redesigner.jp/

イベントレポート

2022/5/10

新しい価値を生むCommunityのデザインとは【コミュニティー×デザイン】ReDesigner Social Impact Day   

2022年3月19日、社会課題×デザインをテーマに様々な企業が登壇するSocial Impactシリーズの第3弾が開催されました。今回は1つ目のテーマである「コミュニティー×デザイン」のトークセッションの内容をお伝えします。

 今やソーシャルメディアやSNSコミュニティーは、エンターテイメントの枠を越え、人と人とを結びつける現代社会のサードプレイスとして欠かせない存在です。 そんな新たな価値を生み出すコミュニティーに注目し、サービスを通じてどのようにコミュニティーデザインをしているのでしょうか。

今回は株式会社YOUTRUST(以下YOUTRUST) SNS事業部責任者兼CMOの大前さん、note株式会社(以下note) CDOの宇野さん、株式会社Timers(以下Timers) CEOの田和さんの3名を迎えてお話いただきました。

YOUTRUST つながり×アプリケーション=価値

大前宏輔|株式会社YOUTRUST CMO

京都大学教育学部卒業後、2012年株式会社サイバーエージェントに入社し、子会社立ち上げなど幅広く経験。2018年9月より株式会社メルペイに入社し、マーケティングマネージャーを歴任。2021年4月に株式会社YOUTRUST入社、同年10月にCMO就任。2022年1月よりSNS事業の責任者としてプロダクト開発を推進。

「総転職スタンバイ時代」にキャリア機会を提供

YOUTRUSTは仕事仲間とのコミュニケーションを通じて副業・転職といった機会につなげられる、日本のキャリアSNSです。創業時より「信頼される人が報われる転職市場に」をプロダクトのミッションとして掲げています。

終身雇用の時代が終わり、個人がキャリアを作る時代に入りました。同時に転職や副業などキャリアの選択肢が増え、これまでになかった悩みがたくさん生まれるようになっています。この「総転職スタンバイ時代」に、キャリア・オポチュニティと呼ばれるキャリアにまつわる様々な機会を逃さない仕組みを生み出す必要があると考えています。

私たちはこのミッションに対し、今までの仕事仲間とYOUTRUST上でつながっていくことによって、これまでの信頼や関係性を蓄積、可視化すること。そしてその信頼を元に、本人に直接キャリア機会が舞い込んでくる世界を作ることでアプローチしています。

現在YOUTRUSTは、幅広い職種の方にご登録いただいています。当初はデザイナーやエンジニアなど、プロダクト開発ドメインにいらっしゃる方の比率が大きかったのですが、世の中への認知が広まり、それ以外の職種の方にもご登録いただけるようになりました。ユーザー数は2年で約20倍に成長しており、現在10万人以上の方にご利用いただいています。

プロダクトの特徴は主に3つです。1つ目はビジネスパーソンの「脳内」を見ることができること。YOUTRUST上では、さまざまなビジネスパーソンが日々の仕事の気づきや悩み、Tipsを投稿しており、これらを「脳内メモ」と定義しています。そして、投稿された「脳内メモ」に共感したり、ソリューションを発見するといったコミュニケーションは多くのユーザーさんに好評を頂いています。

2つ目は、スキルや考えを蓄積できること。日々の仕事から得た学びや勉強の成果を、手軽に記録することができます。また、投稿を閲覧できる方が限定されていることも、YOUTRUSTを使っていただくメリットです。 「他のSNSでは誰に見られているか分からず気軽に発信しづらいことも、YOUTRUST上ではラフに投稿できる」 という声が寄せられています。

3つ目は、副業や転職の意欲を登録できること。「今は本当に転職も副業もしません、現職で頑張りたいです」という場合は意欲を低くしていただく。逆に「副業にチャレンジしてみたい」とか「転職も考えてみたい」という場合は、段階的に意欲を上げていっていただけます。意欲に応じて、その方に合ったキャリア機会が舞い込んでくる仕組みです。

「つながり」×「アプリケーション」

「新しい価値を生むCommunityのデザインとは」というテーマを自分なりに解釈したところ、「価値を生み出すコミュニティーを、どうデザインするか?」ということなのではないかなと考えました。

まず「価値を生み出すコミュニティー」について整理します。コミュニティーは、そこで保たれている「つながり」と、それに対して存在する「アプリケーション」との掛け合わせで生まれるのではないでしょうか。

コミュニティーが価値を生んでいる状態を公立中学で例えてみると、「同じ地域に住む13歳から15歳の子供たち」というつながりに、「授業・部活・文化祭」というアプリケーションを提供すると、それぞれ知識を得られたり、達成感を得られたり、協調性を育んだりみたいな価値が生まれていきます。逆に、つながりがあるだけでは価値が生まれにくいともいえます。

「つながり」にどんな「アプリケーション」を提供すると、どんな価値が生まれるのか。これは、YOUTRUSTが日々考えていることでもあります。

仮説検証を小さく回し、価値あるコミュニティーを作る

先日、YOUTRUSTは「ルーム」という機能をリリースしました。社外の友人や同僚の方と音声通話ができる機能です。特徴は、YOUTRUSTの友達4人までというクローズドな環境を作り、会話を楽しめる点です。この機能は、YOUTRUSTが持っている同僚、元同僚、過去の取引先の方など、仕事仲間の「つながり」にアプリケーションを新たに生むことで、キャリアにより良い影響を与えられるのではないかということを起点に開発を行いました。まずこの開発の体制についてお話しします。

当初の開発目的は「キャリアに良い影響を与える」という抽象度の高いものでした。この時点で人数を多く巻き込んでしまうと、このプロジェクト自体路頭に迷ってしまうのではないかと感じました。そこで、プロジェクトは事業責任者である私と、デザイナー1名で開始することを決めました。私は事業責任者として「提供すべき価値」の責任を持ち、デザイナーには「提供すべきサービス」の責任を持つという体制です。

まずは粗い仮説から検証を繰り返して解像度を上げていきました。人数を絞ってプロジェクトを小さく回すことで、課題発見や意思決定の調整にかかる時間を削減し、その分を検証を回すことができたので非常に良かったと思っています。

次に、実際の変遷をお話しします。まず『YOUTRUSTに存在する「つながり」には、どんな「価値」が必要なのか』という問いを立て、「自販機や喫煙所などの休憩スペースでなされていたような、偶発的でリラックスできる会話を最近できていない。それを提供できれば、YOUTRUSTのユーザー同士のつながりや情報交換という価値を提供できるのではないか」という仮説を元にプロジェクトを開始しました。

まずプロトタイプを作り、ユーザーインタビューを行いました。そこで「通話は面白そうなんだけど、開いても誰も入ってくれなかったらどうしよう」という課題をいただき、これを解決するアイデアの仮説が必要だとわかりました。そこでBGMを活用してみると、「オープンな印象がある」という課題が出ました。それを解決するクローズドな演出のために、少人数の友人との通話という仕様を強調すると、「入室ハードルが高い」という課題が出ました。

このように仮説検証のプロセスを小さく回し続けてシャープにしていった結果、最終的にこちらのルームをリリースすることができました。愚直に向き合い続けた結果、YOUTRUSTの新しいコミュニティーとなりうる今までにないアプリケーションを生むことができたと思います。

まとめ

コミュニティーは一見掴みどころがありません。しかし、多くの機能開発と同様に、まずは価値を見つけることから始めて、だんだん解像度を上げていくのが重要なプロセスだと感じています。さらに魅力的なコミュニティをデザインするためにも、まだまだ新たなアプローチはあると思います。価値を定量化したり、つながりの切り口を変えたり、参加者以外の価値を言語化したりなどです。

YOUTRUSTはサービス自体がコミュニティーです。その中に「アプリケーション」という小さいコミュニティをたくさん生んでいきたいと考えています。

Timers 物語と向き合うコミュニティーデザイン

田和 晃一郎|株式会社Timers CEO

株式会社博報堂に入社し、2012年にTimers inc. を共同創業。2014年に「Famm(ファム)」を立ち上げ、子育て中の女性向けのスマートフォンアプリや金融教育サービス事業、シッターつきのオンラインスクール事業などを展開する。2019年より代表取締役CEOに就任。

子供を持つ女性が、理想を諦めない社会を

会社のミッションは、「どれだけ時代が変わっても、変わらない人の幸せに向き合い、社会に新たな選択肢をつくる。」です。社会に溢れかえっている二項対立を溶かす事業や、体験を世の中に広めていくことを推進しています。また、最近コーポレートアイデンティティをリニューアルしました。その内容や背景はnoteで発信しておりますので、是非ご覧ください。

Timersは、事業を通じて「ジェンダー格差の是正」という社会課題に向き合っています。日本全国に目を向けると、高度成長時代の価値観がまだまだ残っていると感じます。例えば、子供を持つ女性が「私は子育てをしながら、こういうこともやっていきたいんだ」と理想を語れば、「それって甘えなんじゃないの?欲張りすぎなんじゃないの?」「女性はこうあるべきだよ」と返される現状があります。

この課題へのソリューションとして、我々は「Famm」というブランドを運営しています。子供を持つ女性が、理想のライフラインを描けるような社会作りを推進していく。これを通じて家族の絆がもっともっと深まっていくような世界を作っていきます。

「Famm」には、たくさんの領域が含まれます。まず、子供の写真の整理や印刷、撮影などのカジュアルな育児関連の領域。そして、子育てしている女性の将来のお金、世帯の将来のお金と向き合っていく金融領域。この先のキャリアに向けて新しい知識やスキルを身につける、オンライン教育の領域。子育てしながら働くという機会を生み出すキャリア領域。また、Timersは去年から、男性の育休の義務化を行いました。こういった組織作りにおいても、私たちのビジョンがベースにあります。現在従業員は約70名で、そのうち60%が女性、50%程度が子育てをしています。このうちデザイナーは4名の体制です。

デザインの領域を拡大、民主化する

Timersのデザイナーは主に3つの役割を担っています。まず1つ目に、アプリやWebサービスを担当するAppTeamでの業務です。エンジニアやPdMを含むスクラムチームでUI/UX開発を行います。2つ目は、他チームでのデザイン業務です。Timersが提供する様々な領域のサービスの、UI/UX企画やマーケティング領域のデザイン課題を解決しています。3つ目は、組織のデザイン業務です。個々のデザインだけでなく、組織全体のデザインを考え、デザイン生産性やROIと向き合うこともお願いしています。

Timersのデザイナーには、ユーザーやプロダクトが抱えている課題の解決につながるUXを作ってほしいと思っています。そのために、お客様の理解を大切にしつつも、ビジネスやテクノロジーへの解像度も高く理解してほしいと伝えています。

こういう話をすると「いやいや、デザイナーに色々求めすぎなんじゃない?」と言われます。しかし、これからのデザイナーには、ビジネスやテクノロジーともしっかり向き合って様々な領域の事業推進に関わってほしいなと感じています。

右側の三角形はプロダクトマネージャートライアングルと呼ばれるものです。プロダクトマネージャーが向き合うべき領域とUXデザイナーが向き合うべき領域は、年々重なり合っているのではないでしょうか。肩書きで線引きをせずに、同じ目線で事業作りをしていきたいと考えています。

また、デザイナーだけがデザインと向き合うような組織ではなく、多くのメンバーが立場に囚われずにデザインにコミットしていけるような組織にしていこうと思っています。

社内ではこれを「デザインの民主化」と呼んでいます。実際に、非デザイナー向けの社内勉強会を定期開催し、みんなにデザインツールを使ってもらう取り組みをしています。さらに、デザイナーは毎月集まってデザイナー1day合宿をしています。ここでは普段向き合えないような課題に向き合ったり、新しい技術やツールの取り入れを主体的に考えて頂いています。

「言語化」からはじめるコミュニティー作り

事業の中でも「コミュニティー」がサービスやビジネスの付加価値となっているのが、スクール事業です。

子育て中の女性を対象とし、学びたい領域のスキルを1ヶ月で集中的に学べるオンラインスクールです。先生やチューターが入り、完全に授業形式でクラス運用をしています。また、集中して授業を受けていただくために、シッターサービスを無料で提供しています。

ご入学いただくと、1クラス8名のクラスに所属することになります。このコミュニティーは、必要な情報を共有したりやりとりしたりする機能はもちろん、横の繋がりから生まれる刺激や学び合いで「学びの最大化」に繋げることができると考えています。また、卒業後に入る卒業生コミュニティーへの、オンボーディング体験の役割も担っています。

私たちは、その卒業生コミュニティーで「コミュニティー × デザイン」の課題に直面しました。当然最初は人数が少なかったのですが、100人、2000人と急激に規模が変化していくようになります。その中で、コミュニティーが担うべき役割や、どういうアプリケーションを提供していくべきなのか。優先順位をつけるのも難しい状況でした。そのため去年から今年にかけて「卒業生コミュニティーをリデザインする」というイシューを立て、「コミュニティー × 物語」から考えるというアプローチを行いました。

コミュニティーには、関わる人が本当にたくさんいます。ユーザーさん自身は当然のこと、学校運営に関わっているスクールディレクターや、事業責任者も関わりを持ちます。そこで、まず「コミュニティーとステークホルダーの物語を言語化する」ということが必要だと考えました。このために、ワークショップ形式で議論を行い、物語を言語化しました。また、コミュニティーは社会と繋がっているという側面もあります。「コミュニティーは社会とどう繋がるべきか」ということも、過去・今・未来という視点で考える。それらをすり合わせることでコミュニティーの「ミッション・ビジョン・バリュー」を話し合いました。

これらの議論の中で、コミュニティーについて、2025年までのビジョンを言語化して策定しました。具体的な内容までは話せないのですが、「コミュニティーのメンバーの方々に私たち組織づくりにもっと関わっていただく」という方針を設定しました。この方針に沿って、我々のスクールのブランディングキャンペーンの企画を行いました。

子育ての中で「こういう場面あるよね」と共感できるアイデアを募り「そこにある好奇心や探究心、発想力はみなさんの将来のキャリアに繋がっていくものである」というメッセージを発信しました。組織や事業を、コミュニティーと一緒に作っていくということが大事なのではないかと感じたプロジェクトでした。

まとめ

コミュニティーデザインは、関わる人たちの物語と向き合うことが大事だと考えています。さらにこれはコミュニティーに限ったことではなく、UXデザインの視点でも大切なことではないでしょうか。

note クリエイター同士のコミュニティーデザイン

宇野 雄|note株式会社 CDO

制作会社やソーシャルゲーム会社勤務の後、ヤフー株式会社へ入社。Yahoo!ニュースやYahoo!検索などのデザイン部長を歴任し、その後クックパッド株式会社でVP of Design/デザイン戦略本部長を務める。2022年2月よりnote株式会社 CDOに就任。 東京都デジタルサービスフェローの他、数社でデザイン顧問/フェローも請け負う。 著書に『はじめてのUIデザイン(PEAKS)』『フラットデザインで考える 新しいUIデザインのセオリー(技術評論社)』など。

全てはクリエイターから始まる

noteは、クリエイターが文章や画像、音声、動画を投稿して、ユーザーがそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォームです。

ミッションは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする。」本当にこれをずっと大切にしている会社です。逆に言えば、これしか考えていません。地球にいる78億人を全員クリエイターにしたいと思っています。総人類クリエイター化計画のようなことです。文章を書くのはもちろん、動画や音声、工芸やDIYなど、何かを生み出す人全てをクリエイターと呼びたい。そしてそんなクリエイターを支えたいというのが、僕たちが一番大切にしている考え方です。

こちらがグロースサイクルです。僕たちは施策を考えたり、コミュニケーションをとったりする上で、常にこのサイクルを見ながら考えています。まずクリエイターが集まり、クリエイターがコンテンツを生んでいく。それを読んでくださる人がさらに集まって、コンテンツが売れたり、SNS上でシェアされる。するとnoteをみにきてくださる方が増える。そしてクリエイターが増えていく。僕たちは迷った時、常に「全てはクリエイターから始まる」、クリエイターが輝く世界が僕たちの目指す世界だという意識を再確認しています。

僕たちは「クリエイターエコノミー」が、コミュニティーを継続させるためにとても大切なものだと捉えています。左が今までの生産者と消費者の関係です。この形態がなくなっていくというわけではありませんが、新たな形態として右側の「クリエイターエコノミー」という世界を作りたいと考えています。僕たちがクリエイターを支援するだけでなく、みんながクリエイターを支援する。クリエイター同士の繋がりが複雑に絡み合う、クリエイターの巨大なコミュニティーを目指しています。

デザイナーだけでデザインを作らない

noteにおいて、デザイナーはどんな役割を果たしているのかをお話しします。まず、デザイナーは何をする人なのでしょうか。僕が考えている最新の定義は、「形のないものに、形を作る。触れないものを、触れるようにする。見えていないものを、見えるようにする。」人です。抽象的なものを具体化するのがデザイナーの仕事なのではないかと考えています。何かを形にするには過程がたくさん存在しますが、その過程からデザイナーの仕事が始まっていて、そういう場にどんどん呼ばれるようになってきていると感じます。

では、形のないものを具現化していくためにはどういう能力があれば良いのでしょうか。見た目を作るだけでなく、その先にある未来のためにある想像力と創造力が必要だと考えています。私は、考える力と作り上げる力を合わせたデザインの力で「実行する」人のことをデザイナーだと考えています。

また、noteでは全員でデザインをしています。デザイナーのためだけのデザインでも、特定の人たちのためだけのデザインでもなく、会社全員でデザインをしたいのです。コミュニティーのデザインには様々な課題が付き物です。文化の違いも出てくるかもしれませんし、言語やアクセシビリティの問題も出てくるかもしれません。デザイナーが持っている能力だけで解決できる世界はとっくに終わっていると思っています。法務や経理など、あらゆる分野の人と一緒にデザインをして、それを牽引していくのがデザイナーです。

新たなコミュニティー作りに向けて

とある友人に「noteってどんなメディアだと思います?」と聞くと、「テキスト中心で長文多め。ちょっと意識高め。」と返ってきました。僕たちはテキスト中心にしているつもりも、意識高めにしようとするつもりもありません。しかし、そういったものが好まれてシェアされやすいというのは事実です。僕らはマルチメディアプラットフォームになるのが良いっていってますが、今はここにいるのが事実です。

ここで求められるのは、クリエイターの創造を100倍にするデザインだと考えています。創作意欲を掻き立てられたり、刺激を受けて創作をしたくなったり、創作をしたことがない方が創作活動を始めてみたくなるデザインをしていかなければいけない。それが新たなコミュニティーに繋がっていくと思っています。

ここからは僕の妄想ですが、まだまだnoteに仲間が欲しいです。現在はCDOの深津さん、CXOの僕に加えて10人の仲間がいます。まず、さらに10人程度増やさなければならないと考えています。僕たちは、もっともっとやらなくてはならないことがあります。まだ階段の1歩目2歩目です。そして、色んな仲間が欲しいです。UXライター、

アートディレクター、コミュニケーションデザイナーなど、色々なポジションを作っていく予定です。今までにないものを生むには、それだけ人が必要です。地道な積み上げもやりつつ、事業を次のフェーズに引き上げる必要があると考えています。

プロダクトデザイナーを中心に、より大きな舞台に挑戦したいと考える仲間を募集しています。noteは本気でデザインの会社になります。note Designers Magazineをnoteに掲載していますので、日々のデザイナーの活動や、どんなものが生み出されているのかをご覧いただけると幸いです。

インタラクティブセッション

後半はReDesigner事業責任者の佐宗がモデレートしながら、登壇者の皆さんとインタラクティブセッションを実施しました。

Q1.ユーザーに新たな体験を届けるためにぶつかった壁を教えてください。

YOUTRUSTが提案する「キャリアSNS」は新しい概念ですよね。この価値観を広めていく上でぶつかった壁はありますか?

大前さん:サービスが浸透していく過程は壁ばかりです。プロダクト、マーケティング、PRの力を結集して地道に広げていくしかないと思っています。特に難しいのは、「成果が出ないときに耐えて学び、次に活かす」ことを組織全体の文化にしていくことですね。YOUTRUSTの場合、元々PRやマーケティングが得意という文化があったので、短期的な成果を求めてしまいがちでした。筋肉質で長期的な思考ができる組織にするために、まさに今壁を乗り越えようとしています。

長期視点に切り替えるために、どんなアプローチを考えていらっしゃいますか?

大前さん:デザイナーに伴走してもらうという意識を持つことです。事業者視点の僕に、デザイン視点をインプットしてもらったり、変えるべきポイントを学ばせてもらっています。まずは小さいチームでしっかりインプットした後で、それを組織文化に広げていく役割を担うべきだと考えています。

Timersさんは幅広い事業展開をされていますが、その中でぶつかった壁はありましたか?

田和さん:現在デザイナーが4人所属していますが、そこに対して事業の数が多いんです。ですので、デザイナーが本当に集中すべきところに集中できるような環境作りをしなければなりません。もちろん積極的に採用は行っていく一方で、「デザインの民主化」の取り組みのように、デザイナーがやるべきことをやれるように、デザイナー的な立ち振る舞いやアウトプットを出せる社員を増やすこと、デザインへの理解を深めることにも取り組んでいます。

どんどん事業を展開していく忙しいフェーズの中でも、社内でCanvaの勉強会などを開催されていますよね。そのカルチャーはどうやって生み出されているのでしょうか?

田和さん:「これは短期的な事業計画や数字を達成するための取り組み。あれは長期的な達成を目指すもので、短期的な成果は求めていない。」と明確に2つに分けてメンバーにそれを理解してもらう環境を作ってきました。

目の前にやるべきことがたくさんある中で、なぜ毎月デザイナーが集まって合宿してるのか、と思われるかもしれません。しかし、そこに向き合っていかないと長期的には最速で走れないんですよね。デザインに限らずビジネスの領域でもそうだと思います。

宇野さんはnoteにジョインされて2ヶ月ですが、現時点で壁を感じられることはありますか?

宇野さん:正直なところ、壁だらけです。1番大きな壁は、「誰もが創作をはじめ、続けられるようにする」というミッションについてです。実際、全員が創作をしたいのかというと、そうではないんですよね。それでも、僕たちはそのほうが幸せになるよというある種のエゴを持ってやっているんです。コンテンツを楽しんでもらうことはある程度達成できてきましたが、そこから創作の楽しさを知ってもらうことが壁だと考えています。

ジョインされてから、noteの課題を把握するためにどのような行動をされたのでしょうか?

宇野さん:あらゆる人とお会いしています。ユーザーインタビューを見させていただいたり、営業に同行したり。僕たちが届けたい人たち、相手は誰なのかを知ることに時間を使っていますね。

Q2.自分たちのサービスにおいて、ユーザーに愛されているなと思った瞬間は?それを参加者の皆さんが再現するときに工夫できるポイントを教えてください。

宇野さん:愛されているなと思う瞬間はたくさんあります。何か困ったことがあって解決法を調べるとnoteに辿り着いたり、社内で質問すると「この記事がわかりやすいです」noteの記事が送られてきたりすると、社会課題の解決に役立っているなと感じます。また、みなさん「note書く」とおっしゃいますよね。本来「日記を書く」「体験談を書く」で良いはずなんですけれど。この時点で、かなり愛されているなと感じることができています。

再現するとなると、ひたすら使ってくれる人の数を増やすしかないのではないかと思います。でも愛を感じられるのは、noteのメンバー全員が自分はクリエイターであるという意識を持っていること、メンバーから生み出されるコンテンツがたくさんあることも寄与しているなと感じています。

「note書く」というのが一つの言葉として、誰にでも通じる世の中になっているんですよね。YOUTRUSTさんも同じように、YOUTRUSTと言う言葉の認知度がどんどん上がっているような気がします。

大前さん:そうですね。ユーザーさんに愛されているなと感じる、感動的な場面に僕もたびたび居合わせます。1年前にiOSアプリをリリースした際、当時ユーザー数は5万人くらいだったのにも関わらず、Twitterでトレンド入りしたんです。それには感動しましたね。

宇野さんのお話を伺って、「一つの言葉になるためには何が必要なのか」を考えるのは、大切な視点だなと思いました。どういうアプリケーションにすれば「ユートラする」という言葉が浸透するのか、考えていきたいです。

Timersさんは色々な事業をされているので、Timers=〇〇と言いづらい側面があるのかなと思いますが、ユーザーに愛されているなと思う瞬間はありますか?

田和さん:実はお客様からのお問い合わせが、全部僕のメールボックスに転送されるようにしているんです。その中で熱量の高いネガティブな意見をいただいた時、愛されてるなと感じます。そういうお客様は、私たちに対して期待をしてくださっているからこそ、厳しいご意見を下さるんですよね。それを読んで「まだまだ我々はお客様の期待に応えられていないな、でも愛されているな」と思って、プロダクトやUXの改善に繋げています。デザイナーがお問い合わせを逐一確認することは珍しいと思いますが、アクセスしてみて、なんでこの方はこの意見をくださったんだろうと考えてみると良い気がしますね。

最後に一言ずつメッセージをお願いします。

大前さん:コミュニティ作りは難しいことも多いですし、YOUTRUSTというサービスはこれからもそこにちゃんと向き合っていきたいなと思っています。仲間集め=採用にとても力をいれてやっておりますので、興味があればぜひ一度お話しさせてください。本日はありがとうございました。

田和さん:インターネットが広がっていく中でwebデザイナーやUI/UXデザイナーという言葉が一般的になってきました。しかし本来デザイナーは、もっと幅広い領域をデザインする職種だと思うんです。固定的なデザイナーの枠を取り払って、コミュニティや組織のデザインに取り組んでいきたいですし、そうした働き方をしたいデザイナーを募集しています。本日はありがとうございました。

宇野さん:僕たちも当然、色々な仲間を求めています。もっともっと大きなコミュニティを作っていきたいと思っています。デザイナーの働き方を変えていくというのも、僕の一つの野望です。そのために、noteが1つ目の階段になれると思っています。少しでも興味を持たれたらお声がけいただけると嬉しいです。本日はありがとうございました。

最後に

「コミュニティー×デザイン」のトークセッションの内容をお伝えしました。ReDesignerは、デザイナー向けのキャリア支援を行っています。 様々な領域の企業と連携し、企業とデザイナーの間で適切なマッチングを行います。今回の登壇企業に興味のある方やキャリア相談をしたいデザイナーの方は、お気軽に以下のリンクからお問い合わせください!

ReDesignerに興味を持ってくださった方へ
ReDesignerはデザインの力を信じる全ての人の、キャリアの相談場所です。現在転職を検討されている方はもちろん、まだビジョンを明確に描けていないという方まで幅広くご相談を受け付けています。
お待ちしております!
◆カジュアルなキャリア面談をしたい方はこちら
◆転職支援をご希望の方はこちら
◆副業・フリーランスの案件紹介を希望の方はこちら

最新の求人情報やイベント情報などは公式Twitterアカウントで随時更新中!
公式Twitter


 



この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

この記事を書いた人

ReDesigner

ReDesignerは、デザイン会社によるデザイナー向けのキャリア支援サービスです。 企業とデザイナーの間に入り、独自のオンラインアンケートや面談を通じて、 デザイナーの特性やキャリアの指向性を理解した上で適切なマッチングを行います。単純に紹介をするだけでなく、デザイナー特化型の求人票も用意しており、デザイナーが働きやすい環境設計も支援します。

お気軽にご質問・ご相談ください

assignment

デザイナー募集を探す

一覧を見る

keyboard_arrow_right
email

メルマガ登録はこちら