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パナソニック コネクトのデザイナーはどのように現場起点でデザインと向き合っているのか?

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インタビュー

2022/7/15

パナソニック コネクトのデザイナーはどのように現場起点でデザインと向き合っているのか?

パナソニックグループにおいて、​B2Bソリューション領域の中核を担うパナソニック コネクト株式会社(以下パナソニック コネクト)。顧客起点でお客様の「現場」に新しいソリューションを提供しています。過去のインタビューでは、パナソニック コネクトのデザイン組織のカルチャーや業務内容、今後の展望などを伺いました。
参考記事:パナソニック コネクトはなぜ今デザインに注力するのか? - ReDesigner Magazine

今回は、実際にプロジェクトで活躍するデザイナーの実像に迫ります。同社のサービスデザイナー 松尾 朱織さん、UI/UXデザイナー 岡田 美優さんにお話しをお伺いしました。

松尾 朱織(Shiori Matsuo)|パナソニック コネクト株式会社 サービスデザイナー
サービス戦略デザイン部所属。九州大学大学院芸術工学府卒業後、2016年パナソニック入社。BtoB領域のサービスデザイナーとして、顧客共創や新規サービス企画を担当。2019年に1年間テック系ベンチャーへの留職を経験。現在は決済事業を中心に、様々なステークホルダーと連携し、リサーチやサービス設計に取り組む。

岡田 美優(Miyu Okada)パナソニック コネクト株式会社 UI/UXデザイナー
2020年にパナソニック入社、プロダクトデザイン部3課1係所属。UI/UXデザイナーとして業務用ソフトウェアやアプリケーションのUI設計などを担当。

ワンチームで取り組む。現場起点で向き合うパナソニック コネクトのプロジェクト

──はじめに、お二人の現在の役割や簡単なバックグラウンドを教えてください。

松尾さん:新卒入社してから今まで、BtoB領域のサービスデザイナーを務めています。これまで流通・物流・製造・金融など様々な業界のお客様に対するソリューション提案や、共創でのデザインを担っています。学生時代は環境設計学科で建築デザインを学び、その後デザインストラテジーの大学院に進学しました。大学に所属していた際、パナソニックと産学連携プロジェクトがあり、そのときにB2B領域に加えて、ハードだけではなくシステムにも取り組んでいることで様々なことに挑戦できそうな環境に惹かれて入社を決めました。

岡田さん:新卒でパナソニックに入社して3年目になります。プロダクトデザイン部内でUIデザインを担当するチームに所属し、業務用のソフトウェアやアプリケーションなどのUI/UX設計をしています。学生時代は、武蔵野美術大学でデザイン情報学について学びました。パナソニックのインターンに参加した際「5年後の未来を豊かにする」という抽象的なテーマで、UIに限らず全体のUX設計にすごく力を入れている印象を持ちました。せっかく働くなら自己表現だけではなく、長く使ってもらえるプロダクトを広い視野でデザインできる方が楽しそうだなと思い入社を決めました。

──お二人が今手がけているプロジェクトについても具体的に教えていただけますか?

松尾さん:流通・小売・飲食・病院など様々な店舗で使われている決済端末の、次期モデルのコンセプトやサービスデザインに取り組んでいます。決済端末を導入する事業者様や現場のオペレーションだけではなく、その先にいる消費者の買い物体験が今後10年後20年後にどう変化するかを見据えた上で、次期サービスのあるべき姿を考えるプロジェクトです。

パナソニック コネクトらしいなと感じているのは、お客様やその業界、消費者だけではなく社会がどう変化するのかという長期的な視点でビジョンを描いた上でアクションに落とし込んでいく姿勢です。家電から始まった会社ということも影響してか、消費者視点で入っていくことを大切にする姿勢が受け継がれているように感じます。

岡田さん:私は遊園地などで使われる、業務用の大きいプロジェクターを遠隔で保守するソフトウェアのUXデザインをしています。最初は、元々ある古いアプリケーションのUI改善の依頼でしたが、実際にそのアプリケーションを使うスタッフに話を聞いてみると、単なるUI改善だけでは問題が解消されなさそうでした。そこで現状の業務フローを洗い出し、技術職や企画職、営業職の方々とディスカッションしながら仕様を検討し、UIに落とし込んでいく作業を今しています。

また、事業部から「この技術を応用したビジネス提案をしたいので、操作アプリのUIを作ってほしい」という話が来る場合でも、そもそもユーザーに使ってもらうためにはどんなユーザーストーリーや操作フローにすればいいかを考えることから始めることが多いですね。そのように、最終アウトプットにたどり着く前に、しばしばユーザーフローや業務フローを見直す提案をすることが多いです。

──パナソニック コネクトらしさを感じた印象的なプロジェクトはありますか。

松尾さん:日本を代表する企業のお客様との、新しいサービスの立ち上げを目指したプロジェクトに取り組んだ時のことが特に印象に残っています。私が入社した当時は、世間的にも、サービスデザインの領域は認知も実績も少ない状況でした。最近でもサービスデザイナーがプロジェクトに参加する目的をお客様に理解されないのでは...と思うなどして、キックオフに参加するときは緊張します。

そのため、デザインプロセスやサービスデザイナーの役割に共感いただき、プロジェクトの全体進行を任せていただけたときは嬉しかったです。また、ワークショップやビジュアライズを用いたデザインプロセスによって、様々なスキルの方に部署横断で参画いただき、どんな社会課題にフォーカスするのか、ゼロベースからアイデア探索していくことができました。その結果、ビジョンやUXアイデアだけでなく、活用技術やビジネスモデルまで踏み込んで仮説を立てることができました。実際にお客様から「営業部、商品企画部、技術部が部署間を超えてディスカッションする場は初めてです」と言われたこともありました。

企業対企業の横断だけではなく、お客様企業の中での部署間連携を生み出せたように、ワンチームで、同じ目的に向かってディスカッションをして、共創することはパナソニック コネクトらしいなと感じます。

岡田さん:先ほどお話ししたプロジェクター関連のプロジェクトでも、まずはデザイン思考を取り入れてみようというアプローチで始めました。

バックヤードや監視用のPCが並んでいる場所で現場リサーチをして、「今の現場から課題を見つけてみましょう」といったようにワークショップを開いたのですが、その時に事業部の方から「今まで違う部署の人と対面したことがなかった」という声が挙がっていました。私もここで部署横断でワークショップをやることの意義を感じましたね。

この出来事から“現場起点で着手することを広める”必要性を感じ、別プロジェクトでもこれを広めるための活動に取り組んでいます。最初の段階から現場の方が入れば、その後のUI提案でも「ワークショップでこういう意見出てたよね」とか、「ユーザーインタビューでもこういう意見出てましたよね」という意見が出てくると思うんです。同じものを見て、全員でディスカッションする場を作る姿勢はパナソニック コネクトならではだと思いますし、大事にしています。

肩書きを超えてデザインの領域を拡げる。デザイン組織の今

──現在のパナソニック コネクトのデザイン組織に、どんな印象を持たれていますか?

岡田さん:パナソニック コネクトという新しい組織の形になることが決まってから、雰囲気が変わったように感じています。具体的には、プロダクトデザイナーと一緒になって、共同でプロダクトのUIまでデザインする機会が増えたことが新鮮であり楽しいですね。

基本的にデザインが活躍する領域を拡げていきましょうという空気があって、それに繋がる活動であればどんどんチャレンジしていこう!という姿勢で後押ししてもらえるのがとてもありがたいなと思います。

松尾さん:組織間連携のスピードが早くなったなと感じます。営業部や事業部など、社内の他部門とのレイヤーを越えた戦略共有や連携が、密になってるなと感じます。現場では新しいアイデアも生まれてきますが、+αの提案に対してかなりポジティブな印象です。新しいチャレンジに対して、力強くサポートしてくれるような環境です。

岡田さん:あとは、初めのうちはマネジメント層とうまく連携できるのか少し不安でしたが、デザイン本部長の酒井や代表の樋口からもビジョンや想いを共有する機会を定期的に設けていて、良い意味でギャップを感じました。

入社3年目の私でも会社やデザイン組織の方向性が把握できていて、自分の業務の意義と、組織のビジョンが繋がっている感覚を持ちながら仕事に取り組めています。

松尾さん:デザイン本部全体の会議でも、一方的な発信だけではなく、Miroを使ってメンバー同士で理解を深める場が設けられています。また会議の他にも、樋口がゲストを招いてラジオ形式での社内発信をはじめたりと、会社の情報の透明性がさらに増しているなと思いますね。

──デザイナー同士で交流する機会はありますか。

岡田さん:私は、”みんサポ(みんなでサポートの意味)”という職場改善組織に所属していて、働き方に関してディスカッションをしています。また、他部署の人についてあまり知らないという状況があったので、隔週でラジオを録るといった取り組みも行っています。実務に近い部分だと、現場に行く際に、そのプロダクトの関連部署の人に「ちょっと面白い現場があるから行ってみない?」とフランクな感じで提案し、そこからプロジェクトを一緒に進める例もありますね。

松尾さん:誘われたときに、まず前向きに「やろう!」と参加してくれる文化が浸透している気がしますね。オープンマインドで受け容れる方々ばかりなので、こちらからも声をかけやすいです。しかも、その空気感は役職に関係なく共通しているというのも面白いですね。

──別の職種の方々とチームを組む場合、どのようにコミュニケーションを取っているのでしょうか? 

松尾さん:営業の方と一緒に働く場合、まず営業部として短期と中期・長期の戦略をシェアしていただき、このプロジェクトがどんな位置付けなのかを確認します。何を目標としてどんなことを見据えているのかをきちんと理解した上で、自分の動き方を考えようと気をつけていますね。お客様に対しても同じで、お互いのミッションを理解し合った上で、プロジェクトを始めるようにしています。

岡田さん:私は、エンジニアの方とコミュニケーションをとる機会が多いので、開発工数の観点や、実装の実現性の理解を深めることを大切にしています。一方で、デザイナーとしてユーザーの立場に立つことも絶対に欠かせないので、そのバランスを特に意識しています。

オープンマインドで進む、デザイン組織の未来

──パナソニック コネクトの中で、お二人がデザイナーとして描かれている未来を教えてください。

松尾さん:個人的には、サービスデザイナーとしてのキャリアをどう描いていくかが課題だと感じます。私が今まで出会った社外のサービスデザイナーの方は企画職出身だったり、コンサル出身だったり、自分とは違うキャリアの積み方をしている方が多く、ロールモデルを見つけるのが難しいと思っています。

サービスデザインに似たようなことをマーケや企画職、エンジニアの方がやっているようなケースもあります。そのため、ここからはサービスデザインであると線引きするのは難しいですし、境界も曖昧です。ですので、私は決済と金融業界に詳しいとか、そういった特徴のタグ付けをしていくところから始めようと思っています。

実は今、入社して初めてハードウェアを扱うプロジェクトを担当してます。パナソニックのハードウェアにおける信頼性の高さとこれまでに培ってきた強みをひしひしと感じています。そこに、ソフトウェアやサービスデザインの知見が加わればかなり強いんじゃないかと予感しているので、引き続き一生懸命取り組んでいきたいです。

岡田さん:私はUIデザイナーとして入社しましたが、サービスデザインにも取り組んでいきたいと思っています。自分のデザインするインターフェースがどうやって収益化され、ビジネスの中でどう使われていくのかもっと理解を深めたいですね。

また少し毛色が違いますが、例えば顔認証や決済が完了した際の音作りなど、サウンドデザインの分野にも関わってみたいです。サウンドを耳にしてすぐに「パナソニック コネクトのプロダクトだ」と分かることも大切ですが、高齢者の方や騒音環境でも聞き取れるような音はどうデザインすれば良いのか、といった音のユニバーサルデザインにもとても興味があります。

──お二人は、どんなデザイナーの方と一緒に働いてみたいですか。

岡田さん:とにかく好奇心をお持ちの方と一緒に働いてみたいですね。幅広い業界のお客様や商材に触れるたびに、社会の様々な一面の解像度が上がることが、B2B領域のデザインの一番のやりがいだと思っています。

業界が違うと当然そこにいるユーザーや課題も異なってくるので、その度にアプローチも変わります。そういったプロジェクトを通じて、とにかく様々なことを体験できるのはB2Bならではの魅力だと思っています。そして、プロジェクトでのデザインアプローチを周りに拡散していく方が来てくださると、楽しそうだなと思います。

松尾さん:今日は流通業界のお客様と、明日は行政・自治体の方と一緒に、そういったことが当然のように起こります。その業界のプロフェッショナルの方々とどうやってチームを組むか、日常生活では見えない現場はどうなっているのか、興味をもつことから始まります。さらにルーティンワークのない業務のため、無限の好奇心をもって、挑戦の連続を楽しめる方と一緒に働けたら嬉しいです。

あとは、その方らしい個性があるといいなと思います。前職ではどういうカルチャーの中で、どのようなプロセスで進めていたかなど、新たな知見をいただけることが、個人的にとても良い刺激になるので。デザイン組織内には色々なキャラクターのメンバーがいるので、オープンに受け入れる体制は整っていると思います。

──最後に読者の方に向けて一言お願いします。

松尾さん:パナソニック コネクトのデザインの魅力について、メンバーからは、社会課題に対しインパクトのある領域に「デザイン」の力を使って影響していけるポジションであること、常に新しいことに挑戦し続ける環境でひとりの人間として成長を感じられること、などの声があがっています!ぜひ、社会を変えていくぞというくらいの、壮大かつポジティブなマインドで、一緒にやっていきましょう。

岡田さん:パナソニック コネクトのキーワードはやはり「現場起点」だと思っています。様々な業界が手探りで進めている現場を起点としたソリューションを実現するために、デザイナーとしての強みを活かして活躍できるプロジェクトがたくさんあるので、ぜひ一緒にチャレンジしていけたらなと思います。

編集部より

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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この記事を書いた人

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