130名のデザイン組織でゼネラルマネージャーが実践する6つの方法
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インタビュー

130名のデザイン組織でゼネラルマネージャーが実践する6つの方法

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1.マネジメント理論に正解はない!

Webを見ればマネジメントに関する記事がたくさんあり、書籍も多数出版されてます。事業計画、リーダーシップ、チームビルディング、コミュニケーションなどなど、マネジメントに必要なスキルセットは拡大しています。

私は、基本とする理論は持ちつつも、引き出しを多く持つ事を大切にしています。

組織状態や対象とする個人に合わせて、最適なマネジメントの理論や手法を選択した方が良いと考えています。マネージャーが「私のマネジメントスタイルはこうである」と画一的に適用すると、組織や個人の状態に合わない場合が出てくると思っているからです。多様化し、個性が強く流動的な状態において、万能なマネジメント手法はないと考えています。

デザイナーなどクリエイターが多く所属する組織では、均質化を防ぐために、ゆるさやはみ出しを、ある程度許容する必要があります。多様性に対応するために、自分自身のマネジメント理論や手法も多様でなければならないと思ってます。

昨日読んだWebの記事に踊らされないようにしましょう。どれも正解で、どれも間違いです。私は、組織やメンバーの状態に合った理論や手法を適用するのが正解だと考えています。

2.マネジメントはチームでおこなう

マネージャーに求められるマインドセットやスキルが増大し、1人のマネージャーで対応することが難しくなりつつあります。あるマネージャーで対応できない問題は、別のマネージャーが対応できれば良いのです。1人のマネージャーに完璧さを求めるのではなく、自分自身も完璧なマネージャーではないと自覚して、周囲のマネージャーと協力しあうと良いと思います。

チームスポーツでも、オフェンスコーチがいて、ディフェンスコーチがいてチームが成り立つように、自分の組織下で対応できない問題が発生したら、別のマネージャーに相談してみましょう。Goodpatchでは、普段からマネージャー同士でコミュニケーションを取り、マネージャーたちが協力して1つの問題を解決できるような環境を理想としています。そして、複数のマネージャーがチームとなって、組織やメンバーの成長を妨げる要因を取り除くように心がけています。

3.振り子理論 両極端の組織施策を実施する

業務プロセスの改善、会議の統廃合、採用活動など組織施策を実施する際は、偏りがないように気を配っています。振り子をイメージして、振り子が右に振れたら、同じくらい左に戻ることをイメージして、組織施策を考えています。

例えば、このようなことです。

  • 内向きの仕事をしたら、外向きの仕事をする
  • 攻めの施策を実施したら、守りの施策を実施する
  • 売上など数値改善の仕事をしたら、品質など数値で測れない仕事をやる

組織の停滞や硬直化を防ぐために、両極端な刺激が必要だと考えています。あ!もちろん、ど真ん中の直球施策も実施してますよ。

4.台風理論 変化は局地的に発生させる

熱帯低気圧が台風となり、その台風が大きくなっていくように、組織を変化させたい場合は、有志メンバーで小さく始めることにしています。組織風土やメンバーに求めるマインドセットなど、何かを変えるのが難しいと悩むマネージャーは多いと思います。私自身も、かなり失敗してきました。

ある時期から、すぐに全体を変えようとするのを諦めました。 マネージャーは、変化を起こせるメンバーの背中を押して、障害を取り除き、小さくても変化を実現させることが大切だと思ってます。起きた変化とメンバーを賞賛して、次に新しいメンバーを巻き込んで、段々と変化の輪を大きくすることを心がけています。最初に発生した小さな変化が、期待通りのものでなかったとしても、変化が起きたこと自体を称賛すべきではないでしょうか。

この考え方には、全体を変化させる時間がかかる反面、小さな変化の成果を短時間で得られるというメリットがあります。

5.即断即決 決断力を養う

マネージャーとして経験を積めば積むほど、難しい決断が増えてくると思います。「白黒つけ難い」「どの選択肢も一定のリスクがある」「先行き不透明」などです。しかし、決断をしなければ、前に進みません。

ここで、決断力を養う簡単なトレーニング方法をご紹介します。

メンバーからの報告を受けて、何かを決める場面があったとします。そこで、メンバーからの報告が終わる前に、心の中で決断してしまいましょう。報告が終わったあと、改めて自分の決断と答え合わせをすることで、段々と決断力が養われてくるはずです。これを繰り返すと「その決断をした場合、将来にどのようなリスクがあるのか?」も、短時間で考えられるようになってきます。

イメージとしては、パズルのピースが40%しか揃ってなくても、完成した絵の様子を答えられるくらいがマネジメントとして理想だと思っています。

6.ポジティブ 最悪な状態の時こそ、良いことに目を向ける

マネージャーは、売上の低下、進行しているプロジェクトで発生した問題、メンバーとのコミュニケーションなど、日々いろいろな問題に直面していると思います。

そんな時こそ、日常で起きている小さな良い事を見逃さないようにしましょう。問題に直面しているときは、オフィスを歩いていても、デザイナーが良いデザインをしている場面、メンバーが楽しそうにブレストしている場面、発言が変化し、成長を期待させるメンバーを見た場面など、良いことを見過ごしがちです。足元の問題ばかりを見ていると、自分自身の視座が下がります。マネージャーの視座が下がると、組織の視座が下がります。

どんなに厳しい状況にあっても、誰かに責められても「半年前と比べて最悪なのか?」と冷静に見てみると、前進している点が山ほど見つかるはずです!そんなときは「周囲から言われるほど、悪くないよね。良いこともたくさんあるじゃん」と割り切ってます。

状況から目を背けるという意味ではなく、自分がポジティブでないと問題と対峙できないからです。どのような問題に取り組んでいるかは、機会があれば、またブログに記載したいと思います。

さいごに

他にも色々とご紹介したい事があるのですが、長くなるのでここで終わりにします。 私は、マネージャーに必要な要素はほぼ全て後天的なものだと考えています。マネジメントは、クリエイティブであり、サイエンスであり、アカデミックです。そして、マネージャーは、メンバーの成長を間近で感じられる最高に楽しい職種だと思います。

しかし、私も含めて、悩んでいるマネージャーは多いと思います。

Goodpatchではデザイン組織をつくっている方々と意見交換するためにMeetupなども定期的に開催していますが、デザイナーのマネジメントでお悩みの方は、ぜひ気軽にご連絡ください

ちなみに先月リリースしたデザイナーのキャリア支援サービス「ReDesigner」のサービスサイトに掲載されているモデルは、全員僕が一緒に働いているGoodpatchのUXデザイナー、UIデザイナーです。

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